2023年10月に国内導入がスタートしたヤマハの大型スポーツツアラーモデル・トレーサー9GT+が、自動変速トランスミッション・Y-AMTを採用して登場。MT/ATモードや電子制御を駆使することで、ベテランライダーがこれまで以上にバイクとの時間を濃密に過ごしたくなるモデルだ。
文:小川 勤、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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ヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT ABS」各部装備・ディテール解説

画像: カメラで周囲の交通状況を検知し、複数のLEDライトの点灯&消灯を自動制御。さらに照射範囲も調整するバイク用マトリクスLEDヘッドランプを搭載する。

カメラで周囲の交通状況を検知し、複数のLEDライトの点灯&消灯を自動制御。さらに照射範囲も調整するバイク用マトリクスLEDヘッドランプを搭載する。

画像: 基本的情報の他、バイクが現在どんな制御で走っているかをメーターで管理。専用アプリ「Y-Connect」、「Garmin Motorize」との連携でさらに世界が広がる。

基本的情報の他、バイクが現在どんな制御で走っているかをメーターで管理。専用アプリ「Y-Connect」、「Garmin Motorize」との連携でさらに世界が広がる。

画像: クラッチレバーはなく、ギアチェンジは指で行う。AT限定大型二輪免許で乗ることが可能。エンストしないため、立ちゴケリスクも軽減。ただし駆動を切れないためUターンはコツがいる。

クラッチレバーはなく、ギアチェンジは指で行う。AT限定大型二輪免許で乗ることが可能。エンストしないため、立ちゴケリスクも軽減。ただし駆動を切れないためUターンはコツがいる。

画像: 車体の右サイドカウルには小物入れを用意。キーレスにUSB-Cの電源ソケットなど、電子制御ではないユーティリティも充実している。

車体の右サイドカウルには小物入れを用意。キーレスにUSB-Cの電源ソケットなど、電子制御ではないユーティリティも充実している。

画像: 元気に走る印象の強いヤマハのCP3エンジン。それだけにATモードでの回転は高め。6軸IMUを使った、トラクション、スライド、リフト、ブレーキコントロールとも連携する。

元気に走る印象の強いヤマハのCP3エンジン。それだけにATモードでの回転は高め。6軸IMUを使った、トラクション、スライド、リフト、ブレーキコントロールとも連携する。

画像: 6軸IMUはKYB製電子制御サスペンション「KADS(アクティマティックダンパーシステム)」とも連動し、走行中は常に姿勢制御。

6軸IMUはKYB製電子制御サスペンション「KADS(アクティマティックダンパーシステム)」とも連動し、走行中は常に姿勢制御。

画像: 電子制御サスのKADSは、ブレーキ入力をアシストするUBS(ユニファイドブレーキシステム)とも連動。ただしACC使用時の減速時の姿勢変化は意外と大きい。

電子制御サスのKADSは、ブレーキ入力をアシストするUBS(ユニファイドブレーキシステム)とも連動。ただしACC使用時の減速時の姿勢変化は意外と大きい。

ヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT ABS」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2175×900×1440mm
ホイールベース1500mm
最低地上高135mm
シート高845/860mm
車両重量232kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量19L(無鉛プレミアムガソリン指定)
変速機形式6速リターン
キャスター角24°25'
トレール量106mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後 )120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
乗車定員2人
燃料消費率 WMTCモード値21.1km/L(クラス3・サブクラス3-2) 1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格198万円(消費税10%込)

文:小川 勤、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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