文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝
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ホンダ「レブル250」Eクラッチモデル 各部装備・ディテール解説
▶レブル250 Eクラッチ

基本フォルムは2017年のデビュー時以来変わらない。スリムな車体にワイドサイズのタイヤを組み合わせ、ワイルドさと存在感を強調する。

カウルレスのスタンダードは1色、Eクラッチ仕様が2色。Sエディションが2色をラインナップ。MT車はスタンダードのみに設定される。

丸目ケースにプロジェクターレンズを4つセットした独特のLEDヘッドライトを採用。ウインカーも前後LEDで、フロントにはポジション機能も装備。

ハンドル幅は片側で8.9mm短くなり、少し絞った形状になった。マウント位置も上方に5mm、手前に6.5mm移動して取り回しが向上。

Φ100mmの丸型メーターはこだわりのアイテム。Eクラッチ車には作動インジケーターと、シフトダウンを知らせる機能も備わる。

CBR250R譲りのシングルユニットは26PSで、軽快な走りに貢献。Eクラッチシステムも違和感なく馴染んでいる。

2個のモーターを使用したアクチュエーターでクラッチ操作を行なう仕組みはCB650Rと同じだが、カバーを新作して張り出し量を減らしている。

Eクラッチ装着車は左右の重量差に合わせてフロントフォークのセッティングを微調整している。試乗車の装着タイヤはIRC製のGS-23。

サイレンサーは従来通りの円筒タイプ。リアサスペンションはオーソドックスな2本ショックで、今回からバンプラバーが変更された。

シートはフォームを見直した高反発仕様で乗り心地を向上。ロングランでの疲労感が従来よりも少なくなっているという。

今回リアフェンダーを樹脂製に変更。オーバル形状のテールランプとクラシカルなデザインのウインカーは2020年からLED化された。
▶レブル250 Sエディション Eクラッチ

Sエディションはコンパクトなヘッドライトカウルを標準装備。STDオーナーでも単品1万8150円で購入することが可能だ。

Φ41mm正立フォークはワイドピッチで、フロントタイヤは130サイズという太いもの。Sエディションはフォークブーツを標準装備。

Sエディションはダイヤモンドキルト風のワディングが入った専用シートを装備。こちらも今回からクッションが見直されている。
ホンダ「レブル250」Eクラッチモデル 主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2205×810×1090mm |
ホイールベース | 1490mm |
最低地上高 | 134mm |
シート高 | 690mm |
車両重量 | 174kg〈175kg〉 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 19kW(26PS)/9500rpm |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 11L |
キャスター角 | 28°00′ |
トレール量 | 110mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 130/90ZR16M/C(67H)・150/80ZR16M/C(71H) |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 34.9km/L(クラス2-2)1名乗車時 |
製造国 | タイ |
メーカー希望小売価格 | 69万3000円〈73万1500円〉(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝