2019年11月にミラノで開催されたEICMA2019で、日本でも人気の390DUKEに兄弟車が登場。しかも今回はアドベンチャー! 1290を頂点とするアドベンチャーファミリーの血統を受け継ぐスタイルにコンパクトな車体サイズで、日本の道にもマッチしそうな1台だ。

ラリーマシンのDNAを扱いやすいサイズへ

EICMAでKTMが発表したニューモデルの中でも、ひときわ注目を集めたのがこの390アドベンチャーだろう。

画像: 最高出力:44HP/8000rpm 最大トルク:3.8㎏-m/6500rpm 発売時期:未定

最高出力:44HP/8000rpm
最大トルク:3.8㎏-m/6500rpm
発売時期:未定

伝統的にモトクロス、エンデューロといった、オフロードを舞台とするモータースポーツを得意としているKTMは、ダカールラリーに代表される過酷なラリーレイドでも長年経験を積み重ねてきた。

そしてその豊富な経験をストリートにもフィードバック、ラリーマシンのDNAを取り入れて開発されたアドベンチャーツアラーとして、フラッグシップの1290アドベンチャー、ミドルクラスの790アドベンチャーなどをラインナップ。

画像: ラリーマシンのDNAを扱いやすいサイズへ

コンディションを問わない高いスポーツ性と質実で機能的な造りを両立させたモデルとして、多くのライダーから支持されている。

そんな兄貴分たちの魅力的なコンセプトやデザインはそのままに、390デュークの軽快で扱いやすいサイズとエンジンを合体させることで、幅広いライダーにアピールすることを目指したモデル、それが390アドベンチャーだ。

小さくたって手抜きなしスタイルも装備も本格派

スタイリングは、道なき道を行く“アドベンチャー”感を匂わせる、1290アドベンチャーなどと共通イメージ。車体はコンパクトだが、巧みなデザインによってシリーズ共通の強い存在感は健在。

画像1: 小さくたって手抜きなしスタイルも装備も本格派

もちろん、ゆとりあるポジション設定、快適性や操作性などの機能面もそのまま受け継がれている。

メカニズム面では、エンジンは基本的に390デュークのものだが、排気系は大きく異なる。

特徴的なトレリスフレームの基本構造は共通だが、シートレールなど各部を変更。

画像2: 小さくたって手抜きなしスタイルも装備も本格派

足回りは390デュークでは前後17インチだったホイールをフロントを19インチ化、WP製の前後サスペンションは前170㎜、後177㎜と長めのストロークとされるなど、アドベンチャーモデルらしくオフロードも想定した設定だ。

フルカラーTFT液晶メーター、オフロードモード付のABS、アンチホッピングクラッチなど装備も本格的なものとされている。

KTM 390 ADVENTURE 主なスペック

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 NA
ホイールベース 1,430±15.5 ㎜
最低地上高 200㎜
シート高 855㎜
乾燥重量 158㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量 373.2㏄
ボア×ストローク 89×60㎜
圧縮比 12.6
最高出力 32kW(44HP)/8,000rpm
最大トルク 37N・m(3.8㎏f・m)/6,500rpm
燃料タンク容量 14.5L
変速機形式 6速リターン
キャスター角/トレール量 63.5°/98㎜
タイヤサイズ(前・後) 100/90 19・130/80 17
ブレーキ形式(前・後) 320㎜シングルディスク・230㎜シングルディスク

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