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「RR」に注目が集まる今だからこそあえて現行CBR250Rを語ろう!【HONDA CBR250R】(伊藤真一)
初代が発売されたときワンメイクレースに参戦したんです、全国大会も行ったなぁ(伊藤)
※月刊オートバイ2017年1月号より
ツインエンジン搭載のニューモデル、CBR250RRの国内販売を待ち望んでいるライダーの皆さんも多いと思いますが、今回はあえて、現行モデルであるCBR250Rの実力を再検証してみたいと思います。CBR250RRの発売後も継続販売されると予想されているCBR250Rですが、じつは僕にとって、結構縁のあるモデルなんですよ。
というのも、CBR250Rのワンメイクレースである『CBR250Rドリームカップ』が始まった当初、レースの盛り上がりに自分も役立てたらいいなと思って、初...
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「隙の無い完成度」と言われるCB400スーパーボルドール改めて、その実力を検証してみよう【HONDA CB400 SUPER BOL D’ OR(2014年)】
あらゆるシーンで使えるエンジンの完成度(伊藤真一)
CB400SBといえば、誰もが認める400㏄スポーツネイキッドのロング&ベストセラーモデル。多くの人がその完成度の高さを絶賛する車両ですが、僕自身も以前乗った時に「本当に乗りやすいな」と感じたバイクです。現行モデルに乗るのは初めてだったので、どんな印象を受けるのか、今回は楽しみにしていました。
そもそもCB400SBって、ボリューム感もありますし、見た目が格好いいですよね。人気があるのもわかるし、個人的にも好きなルックスです。400㏄クラスの車両がめっきり少なくなってしまった今、ABSモデルが90万円越え、ETC装備付きのEパッケージだ...
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モデルチェンジで何が変わった? VFR800シリーズ【伊藤真一のロングラン研究所】
V4は乗り手が使える「幅」が広いトルク特性
新型の「F」はサスペンション設定が煮詰められている(伊藤)
実は今回の試乗のちょっと前、3月に鈴鹿サーキットで開催された「2017 モータースポーツファン感謝デー」で、1997年型の鈴鹿8耐仕様のRVFに乗ったんですよ。20年前の古いレーシングマシンではありますけど、「やっぱりV4は良いな」と思いましたね。V型4気筒はトルクの出方がフラットなので、乗りやすい。直4は比較的ピーキーになりやすいですが、V4は乗り手が使える「幅」が広いトルク特性とも言えますね。
レースでもずっとV4に乗っていたので、V4には思い入れがあります。最初に乗ったのは87年...
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【HONDA CB1100 EX TypeⅠ/CB1100 RS】「RS」と「EX」2つのCB1100を鋭く分析!【ロングラン研究所】
もともと18インチだったフロントを17インチ化…
その“クセ”を前後足まわりのセティング変更で克服
実はCB1100を、公道で乗るのはこれが初めてなんです。最初のモデルが登場したころ、テストコースでちょっと乗ったことがあるくらいで……。その時の印象ですか? そうですね、なんと言ったらいいのかな。昔の味を残しつつ今風にしたオートバイ、という感じですかね。昔のCBナナハンのイメージを感じさせますが、装着するタイヤが18インチというのも、そういう風に思わせる一因かもしれません。また若者向けというより、CB1100はオジサン向けにも思えますね。まぁ年齢のことを言うと、自分もオジサンさんなんですけ...
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【HONDA Rebel 500/250 ABS】自然なハンドリングの理由【ロングラン研究所】
近くで実車を見て欲しい おそらく印象が変わるから!
新しいレブル250/500にはどちらも乗ってみたいと思いましたが、特に250には興味がありました。今、普段の「アシ」としてのオートバイにFTR223を持っているのですが、250のレブルは値段もそこそこ。そして街中のシティコミューターに良さそうなので、FTRの代わりになりそうだなって思っていました。
レブル250/500の第一印象は、実車を見る前のイメージと、見た後のイメージがまったく違いましたね。販売価格がそんなに高くはないので、あまりお金をかけているモデルではないだろうな、と漠然と思っていましたが、実車を見てみるとちゃんとお金をかけて...
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【ロングラン研究所】車体もエンジンも新開発されたプレミアムツアラー2台のゴールドウイングを比較試乗する!【HONDA Gold WingTour/ Dual Clutch Transmission<AIRBAG>】
外観も中身も大胆進化!低重心&マスの集中化も!
まず新型GLはスタイリングが格好良いですね。4輪のNSXに似ているなぁ、と思いました。これまでのGL1800より、かなり格好良くなってますよ。スタイリングは、パーフェクトですね。
あと、前のGL1800に比べると、新型はかなりコンパクトになっています。旧型は重たくて、停車時にちょっとグラっと来たら支えきれませんって感じでしたけど、今回試乗した新型ではそういうことが全くない。おっとっと、となっても持ちこたえられる。低重心とマスの集中化が効いているんでしょうね。立ちゴケの心配が少なくなったのは、良いことだと思います。
旧型は停車時に車体が傾いた...
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【HONDA CB650F <ABS>】伊藤さんの「4気筒」好きは昔から変わらず。その理由とは?【ロングラン研究所】
レッドゾーンまで回してみれば、4気筒ならではの気持ち良さと走りを楽しめる!
今、欧州市場では600㏄のスーパースポーツに代わり、それより排気量が少し大きい2気筒のスポーツモデルが注目されてますよね。カウルの付いているCBR650Fと、そのストリートファイター仕様とも言えるCB650Fは、それらの2気筒スポーツモデルと競合する商品ですが、やはり「4気筒搭載」と言うのは大きなセールスポイントになると思います。
もしCBRとCB650Fが2気筒だったら、僕はあまり興味ないというか、欲しいとは思わないかもしれません。男は黙って4気筒! でしょう(笑)。なんでそう言うの? と聞かれることがあります...
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【HONDA CBR1000RR】進化していないと困るんです!【伊藤真一のロングラン研究所】
予想していた以上の進化を果たしていたCBR中でも足まわりのバランスは上々!
取材日(※4月17日)の2日後から鈴鹿サーキットに行って、週末の全日本選手権でこの新型CBRのレーサーで走ることになっているのですが、ちょうどタイミングが良いですね(笑)。僕はロードレースでは2008年から旧型のCBRとずっと付き合ってきましたが、新型は旧型と比べてどんなものなのだろう? とずっと気になっていました。周囲からは、いつでもニューモデルや新型車に乗ることができると思われているみたいですが、決してそんなことはないですよ(笑)。
CBRとの付き合いが長いためか、新型を見てもそんなに新鮮味はありませんが、ス...
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【HONDA RC213V-S】何がどれだけスゴいのか?「2190万円」の価値を検証!【ロングラン研究所】
感動するほどのパワーデリバリー
市販モデルでこれに勝るものはない!
これまで何度も乗ってきたRC213VーSですが、今回は初めてクローズドではない、一般公道での試乗レポート。取材中、普通に国道の渋滞にハマったりもしたので、「なんでこんな超高級バイクで、渋滞にハマってるんだろう?」なんて、ふと我に返ったりしました(笑)。道行く人たちからの、注目度も凄かったですね。
もともと213VーSは、プロトタイプのサーキットテストから自分が携わってきたマシン。テストコースはSUGOだったんですが、クローズドコース専用の別売りスポーツキットを装着した状態で、全日本ロードレース選手権JSBクラスのワークス...
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【HONDA NC750S〈ABS〉】「乗りやすい」は奥深い、でもDCTの方が好きかな(笑)【ロングラン研究所】
エンジンの搭載位置を意識させるフィーリング立ちゴケの心配を忘れるくらいの安定感!
まずNC750Sで驚かされるのは、その価格の安さです! 税込69万ちょっとからで販売されていて、しかもグリップヒーターやETCも2016年以降は標準装備になっているんですね。ナナハンがCBR250RRより安い価格で買えるわけですから、それだけでこのバイクに文句を言えなくなります(笑)。そして最初に装着されているOEMタイヤはブリヂストンの「T30」。このタイヤ、アフターマーケットでは前後で3万円以上しますよね? 走りを支えるタイヤをケチらずにいい製品を使っているところも、素晴らしいと思いました。
今回試乗し...
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【HONDA CBR650F】「特殊」じゃない偉大さ散りばめられた工夫!【ロングラン研究所】
パワーもフレーム剛性も十分スーパースポーツと変わらない速さ!
CBR650Fは、前のモデルをしばらく借りて乗っていました。その時の印象は、ちょうど良い感じのバイク…といったところですかね? 排気量の割に意外とパワーがあって速い。またこのクラスのモデルは2気筒が多いですけど、CBRは4気筒を使っているのが魅力です。
前のモデルを都内で借りて、宮城の自宅までの帰り道の東北道はずっと雨だったんですが、かなり良いペースで早く帰ることができて驚いたのを覚えてます。基本的にはツアラーっぽい性格ですけど、パワーも十分でフレーム剛性が足りない感じもない。スーパースポーツと変わらない速さがあります。この手...
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【ロングラン研究所】ホンダの1000㏄ロードスポーツを比較試乗!電子制御の魅力を存分に味わえる2台が登場!【HONDA CBR1000RR /CB1000R】(2018年)
モード選択によってキャラクターが激変!
前のモデルのCB1000Rは実車を見たことはあるのですが、残念ながら試乗したことはないんです。前回に乗ったCB125Rがとても面白かったので、今回新しいCB1000Rに乗るのはとても楽しみでした。フレームのレイアウトはCB125Rに近いレイアウトですが、CB1000Rはプロアームになっているんですね。一方比較用のCBR1000RRはよく乗る機会があるので、同じ水冷1000㏄4気筒の乗り比べをするには、ちょうど良いモデルだと思います。
CB1000Rで走り始めのとき、選んだ走行モードはスタンダードでしたが、その後スポーツを試したら全然別物になりますね...