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「真っすぐ回して寝かせて締める」の高能率レンチ!【TONE スイベルラチェットハンドル&首振りラチェットハンドル】
絶対に必要とは言わないが、1本あれば作業効率がグッと上がる!
オートバイのメンテナンスシーンで必要不可欠な工具がソケットレンチ。通常のソケットレンチはハンドルに対して90度の角度でソケット差し込み口がある。この構造だとボルト/ナットの回転方向に強いトルク(力)が掛けられるが、例えばボルト/ナットを締め込む場合、完全に緩んだ状態から本締めまで何度もハンドルを振らなければならない。作業部位によってはハンドルが車体の一部に干渉してうまく回せず、ソケットだけを手でつまんで回す、というのもよくある状況。
そんなシーンで便利なのがヘッド(ソケット差し込み部)が可動してハンドルの干渉を避けられるラ...
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あなたは「OW-02」を知っているか?【RIDE特選コラム】
OW-02 [1999 YZF-R7 RM01]
空前の盛り上がりを見せたレーサーレプリカブームは今から四半世紀ほど前の出来事になる。ブームの黎明期から全盛期までは雑誌でも取り上げることが多いが、その終焉期のようすは露出の機会も少なく、記憶の中からもフェードアウトしようとしている。ブームという得体の知れない空気の中で、キラリと光ってたちまち消えたオートバイ。それがヤマハのYZF‐R7[OW‐02]だ。
FZR750R [OW‐01]の後継機であるR7はスーパーバイクレース参戦を前提に開発され、99年にヨーロッパ向けとして約400万円以上で500台が限定販売された。全日本選手権では開発ライ...
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<試乗インプレ>KTM 390DUKE(2017年)
スタイルも走りも際立つ文句なしに楽しい1台!
「KTM、やるなあ!」思わず声に出た。ひたすら速いとか、とにかく快適というモデルは珍しくないが、乗っているだけでワクワクするオートバイは久しぶり。今回は峠道中心の試乗だったが、時間が許せば一日中走り回っていたいと思った。
新型390DUKEが楽しい理由はいくつもあるが、核となるのは軽量な車体と元気いっぱいのエンジン特性だ。125、250と基本的に共通のコンパクトでスリムな車体は装備重量で160㎏程度と軽いうえに44馬力のエンジンだから、動力性能の高さは推して知るべし。単にパワー・ウエイトレシオが小さいだけではなく、「ファンライド」というフレー...
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使い勝手のいい左右分割タイプが新登場!「RS TAICHI テクセルセパレート・チェストプロテクター」
衝撃吸収性と軽さ、薄さ、通気性を兼ね備えた胸部プロテクター!
衝突時に胸部を守るチェストプロテクターの有用性が認知されるにつれ、装着率も徐々に上がってきた。今後はヘルメットと同じように「着けるのが面倒」から「着けていないと不安」な存在になることが理想。そのためにはライダーの意識改革と、ライダーにとって負担の少ない製品の普及がポイントになる。
アールエスタイチではハニカム構造素材の「テクセル」を使用し、衝撃吸収性と軽さ、薄さ、通気性を兼ね備えたチェストプロテクターを販売しているが、新たに加わったのが左右分割タイプ。一体式のベルトタイプだと着脱にひと手間かかるうえ、対応ジャケットと組み合わせ...
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【用品】純正感覚の握り心地で暖かさも大満足!「KIJIMA グリップヒーターGH07」
一度使うと手放せないアイテムだ!
僕が知る限り、電熱式グリップヒーターは40年以上前から存在していたが、当時の製品は電力消費量が大きい割に発熱量が低く、断線やスイッチの接触不良といった故障頻度も高め。さらに発熱体を巻き付けるタイプがほとんどだったのでグリップの径が太くなり、握ったときに違和感がある。このため厳寒期でも乗る各種配達用バイクの一部に装着されていた程度で、一般ユーザーには普及しなかった。つまりここ数年でグリップヒーターの装着率が急速に上がったのは、効率、耐久性、そして握り心地の全てが改良されたからだ。
GH07シリーズは、左側グリップにスイッチを一体化し、φ33㎜のスリムなグリ...
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<試乗インプレ>KAWASAKI VERSYS-X250 TOURER(2018年)
人気の高さもうなずける完成度の高さとお得な価格
ニンジャ250ベースの、オンロード指向のアドベンチャーがヴェルシス-X250。さらに、左右のパニアケース、エンジンガード、ハンドガード、センタースタンド、DC電源ソケットを標準装備するのが「ツアラー」だが、ともに予想以上の人気で17年モデルはたちまち完売。今回はABSが標準装備された18年型のツアラーに試乗した。
ベースであるニンジャ250の面影が残るのは並列2気筒のエンジン程度。19インチのフロントホイールや、ストロークの長い前後サスペンション、大きめのアッパーカウルによってアドベンチャーモデルらしい堂々としたルックスを誇る。もちろん、ラ...
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【用品】足回りメンテナンス領域を広げるフレーム用スタンド「UNIT フレームスタンドC1010」
組み立て/分解もカンタン!
足回りのメンテナンスや掃除に大活躍するのが前後輪を浮かすことのできるスタンド類。DIYレベルではステアリングステム部の穴に差し込むフロントスタンドとスイングアームを押し上げるリアスタンドが一般的だが、フロントステム周りやリア周りを外すにはフレームを支点に吊り下げる必要があるので、こうしたスタンドでは役に立たない。プロは作業場の天井の梁を利用したり、専用リフトを使っているが、ここでは一般家庭やガレージでも使えるフレームスタンドを試してみた。
角パイプを「コの字型」に組み合わせたシンプルな構造だが、頑丈なスチール製なので耐荷重は180㎏。前輪または後輪を接地させて...
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ライディングにも使いたくなる抜群の高機能! ワークマンの「360°リフレクト透湿防水防寒」シリーズ
防寒、防水、透湿で全天候に対応する快適ウェア!
作業用ウエアといえば質実剛健で低価格というイメージだが、現場で働く人たちの意識は
徐々に変化していて、着心地や付加機能、ファッション性に対する要望が増えているそうだ。
どうせ着るなら快適でカッコいいものを、というのはライダー用ウエアと同じ。
そんなニーズに応えて、寒い時期の現場作業用に開発されているワークマンのウエア。
中でも注目したいのが、今回紹介する「360°リフレクト透湿防水防寒」シリーズ。
デザインと機能は冬用のライディングウエアと重なる部分が多く、しかも価格は
ブルゾン4900円、パンツ3900円。上下で揃えても税込みで8800円...
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<試乗インプレ>SUZUKI ADDRESS125(2017年)
他のアドレスとはひと味違う、上質でスムーズな走り!
アドレスシリーズはスズキのスクーターの中でも小型・軽量をセールスポイントとする人気ブランド。特に2スト50㏄の初代アドレス、2スト100㏄のアドレスV100は鋭いダッシュ力と俊敏なフットワークで「通勤快速」と呼ばれ絶大な人気を得た。近年ではFI採用のV125/Sが登場しているが、完全新設計によって最新の規制に対応し、快適性も向上させた新型がアドレス125だ。
僕がイメージするアドレスは、チョコマカ走りが得意だけど落ち着きには欠けるコンパクトモデル。だがこの新型アドレス125は、こうした路線とは一線を画している。車体サイズはV125よりも...
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<試乗インプレ>SUZUKI BURGMAN 400 ABS(2017年)
ビッグスクーターの良さを再認識させる上質なできばえ
日本国内のスクーター市場はラグジュアリー感のある250㏄以上の大型に代わって日常の足に適した150㏄以下の小型が人気の中心になっている。加えて、今年9月1日からの平成28年排ガス規制を受け、多くのモデルが生産を終了。大型スクーターファンにとっては寂しい状況だが、そんな中スズキから登場したのがバーグマン400。スカイウェイブ400の後継機種という位置付けだが、乗ってみると全くの別物。マイナーチェンジではない、完全なニューモデルだ。
何より好印象なのが発進/加速のフィーリング。スカイウェイブ400は高回転まで豪快に回ってパワーを絞り出すタイ...
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バイク専用ドライブレコーダー「デイトナ DDR-S100」!
14時間連続撮影可能な二輪車用ドラレコ
ツーリングの思い出やサーキット走行の記録に動画カメラを活用しているライダーが少なくない。一方、自動車では事故の状況を録画できるドライブレコーダーの装着比率が増えている。
一般的な動画カメラとドライブレコーダーの違いは大きく3つ。動画カメラは本体内蔵の充電式バッテリーを使用するが、ドラレコは車体側から電源を供給するので、電池切れの心配がない。また、動画カメラは録画の開始/停止をスイッチ操作によって行うが、ドラレコは基本的に車両側のメインスイッチに連動しているので操作が不要。そして決定的に異なるのが、ドラレコは衝突などの衝撃をGセンサーで検出し、前後数...
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「ちょうどイイ」を実現する新型ラジアルタイヤ登場!【IRC RMC810】
メイドインジャパンの名門ブランドとして、国内4メーカーに純正採用されるIRCが、久々となるラジアルタイヤを発売開始!
狙ったのは絶対性能よりも、 乗り心地や素直なハンドリング特性など、「ライダーへの優しさ」にあふれたタイヤとなっているようだが…。
さっそく試乗してきました!
ライダーの肉体的な疲労も軽減してくれる!
国内市場が縮小しているとはいえ、日本は長きに渡って世界ナンバーワンのオートバイ生産国というポジションを保っている。生活や仕事の足として使われることが多い小排気量から趣味性の高い大排気量車まで豊富なラインアップを揃え、性能と品質の高さで世界中のライダーから信頼されているが、その...