ライター
<ワイルド7/FAN BOOK発売記念>多彩な魅力を放ったワイルド7の登場マシンたち SUZUKI TS250 Hustler
オヤブンが乗るスペシャルオフローダー
1960年代以前はオフロード専用のオートバイは存在せず、ロードスポーツをベースにオフロード向けの改良を加えた、いわゆるスクランブラーと呼ばれたモデルしか存在しなかったが、本格的なオフロードバイクの嚆矢として、1968年にヤマハ250DT―1がデビューし、モトクロスで培われた技術を市販車に取り入れて実現した高性能により大ヒット。そしてDT―1に対抗して、スズキが1969年に投入したのがハスラー250だ。やはりハスラー250も、スズキが1965年から挑戦していたモトクロス世界GPで、1968年に投入されたワークスマシン・RH68のノウハウをフィードバック...
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<ワイルド7/FAN BOOK発売記念>多彩な魅力を放ったワイルド7の登場マシンたち NORTON COMMAND0 750 FASTBACK
両国のサイドカー付きマシン
両国がワイルド7の中で乗っているサイドカー付のマシンの正体は諸説あり、その中でもカワサキ・マッハⅢ説が根強かった。しかしカウルから見えるエンジンのシリンダーヘッド形状や、2本出しな上にマッハとは明らかに違うマフラー形状など、マッハⅢとは大きく異る部分が多い。省略、デフォルメはあるものの、ワイルド7の作中に登場するオートバイは、必ずその車種の特徴をしっかり描いてあることから考えて、さらに細部をチェック。するとフロントフェンダーのステー、チェーンカバーのデザイン、クランクケースの形状、テールランプの雰囲気、そしてテールカウルの特徴的なデザインなどから、ノートン・コ...
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<ワイルド7/FAN BOOK発売記念>多彩な魅力を放ったワイルド7の登場マシンたち NORTON COMMAND0 750S
車輪までも追加された八百の搭乗車
イギリスのオートバイメーカーであるノートン。1898年の創業当初は自転車メーカーだったが、1902年にはエンジンを搭載したオートバイの製造を手掛けるようになる。戦前からマン島TTなどのさまざまなレースで活躍し、第二次世界大戦中には軍用オートバイを大量に供給するなど、その技術は古くから高く評価されていた。戦後もノートン・マンクスに代表される、フェザーベッドフレームによる優れたハンドリングを備えたレーシングマシンや、そのイメージを引き継いだカフェレーサーが人気を集める。しかし経営は安定せず、1950年代から会社としての体制が二転三転することになる。
そんな中...
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<ワイルド7/FAN BOOK発売記念>飛葉の搭乗マシンたち YAMAHA XT500ほか
YAMAHA XT500
国産デュアルパーパスマシンが続々と登場した70年代、その中でも珍しい4スト大排気量モデルがヤマハXT500だ。1976年に登場したXT500は、軽量でスリムな車体に、パワフルな500cc4スト空冷単気筒エンジンを搭載。後のシングルロードスポーツ・SR500のルーツとなったモデルだ。ワイルド7でも第20章「ガラスの城」で、劇中のスタジオに用意されていた小道具用のバイクとして登場した。
YAMAHA DT250M
1968年に国産初のオフロード専用モデルとしてデビューしたヤマハトレール250DT-1は、近代的なオフロードバイクの時代を切り開いた1台だ。1970年のマ...
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<ワイルド7/FAN BOOK発売記念>飛葉の搭乗マシンたち NORTON MANX 30M
少年院からの脱走時に使用された、革新的な車体を持つレーサー
1898年創業という、イギリスの老舗オートバイメーカーであるノートンは、その長い歴史の初期の段階から、レース活動に力を入れてきたメーカー。そんなノートンの栄光に彩られたレース史の中でも、1950〜60年代を支えることになった名車がマンクスだった。
そのルーツは、現在まで続くロードレース世界GPの記念すべきスタートとなった1949年のマン島TT500ccクラス、H・ダニエルの手で勝利したノートン製の単気筒レーサーだ。1947〜48年にも同クラスを制覇していたノートン単気筒レーサーは、この3連覇を記念して「マンクス」と呼ばれるように...
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<「ワイルド7」FAN BOOK発売記念>飛葉の搭乗マシンたち bimota SB2
5月31日に発売開始となった名作「ワイルド7」のFAN BOOK。WebオートバイRIDEでは、その発売を記念して関連コンテンツをお届けします!
八百を救出するために登場
イタリアのリミニで1972年に創業されたオートバイメーカーのビモータ。自らエンジンは開発せず、日本製オートバイなどのエンジンを、オリジナルのスペシャルフレームに搭載するキットを当初は生産していた。スズキGS750のエンジンを積んだSB2は1980年に登場、ビモータとして初めて、コンプリート状態で販売された。ワイルド7最終章「魔像の十字路」、捕らわれた八百を飛葉が助けに行くシーンのオートバイが、特徴的なスタイルなどからS...
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<「ワイルド7」FAN BOOK発売記念>飛葉の搭乗マシンたち BMW R75/5
5月31日に発売開始となった名作「ワイルド7」のFAN BOOK。WebオートバイRIDEでは、その発売を記念して関連コンテンツをお届けします!
第15章「運命の七星」で暴走族から奪って疾走
日本製オートバイが市場を席巻するようになった1960年代後半、BMWは2輪からの撤退も検討したというが、最終的に生産継続を決意。1969年にそのもてる技術を結集した新世代モデルとしてデビューさせたのがR75/5だ。フラットツインとシャフトドライブという伝統は守りながら、新設計エンジンに12V電装、セルモーター付と一気に近代化を図って日本勢に対抗した。第15章「運命の七星」で、飛葉が暴走族から奪いとっ...
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「日本のバイク最新総図鑑」に「ワイルド7」、オートバイ7月号が発売に!
2017 NEW MODEL 初乗り特集も!
6月1日はオートバイ7月号の発売日です。
7月号は伝説のハードボイルド漫画「ワイルド7」の特集を筆頭に、ニューモデルの初乗りインプレ特集、そして年に1度の人気モデル投票企画「JAPAN BIKE OF THE YEAR」のエントリー総図鑑も収録。読んで、知って、学べるコンテンツが盛り沢山の一冊となっています。
別冊付録のRIDEは、いまなお高い人気を維持し続けている「RZ」を大特集! ぜひお楽しみください!
最新号はアマゾンでもご購入頂けます!
オートバイ 2017年7月号 [雑誌]posted with amazlet at 17.05.3...
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「ワイルド7 ファンブック」は本日5月31日発売開始です!
幻となったカラーベージも完全復刻!
望月三起也先生の『ワイルド7』。
人生の美学、仲間と友情、粋と艶、逆境と逆襲、ガン&マシン、スピード&スリル、クール&ホット、そして、男の死に様。その全てを描き切った、永遠不滅のマスターピース。
そのファンブックが本日(2017年5月31日)発売開始になります! 原作のファンの方はもちろん、映画版しか観たことが無いという方にもお楽しみ頂ける内容に仕上がっています! かつての名車も多数登場しますので、若いライダーの方は、まずファンブックから「ワイルド7」の世界観を知る、なんていうのも楽しいかもしれませんよ!
目次
● THE ART GALLERY
~カ...
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<「ワイルド7」FAN BOOK発売記念>飛葉の搭乗マシンたち
「クジラタンク」と呼ばれたCB450の燃料タンク
飛葉ひとりとっても、たくさんのバイクに搭乗している。そんな色とりどりのマシン達が登場するのこともワイルド7の大きな魅力のひとつとなっているのだ。
第1章「野性の七人」においては、CB450が描かれている。ヘッドライト一体型のメーターや、燃料タンク形状(通称クジラタンク)をはじめとしてCB450K0の特徴が見て取れる。また、シリンダーヘッドの形状や2気筒エンジン、燃料タンクに配されたウイングマーク、などCB450の特徴がしっかりと描かれている。
ホンダが初の大排気量スポーツとして開発、1965年に発売したCB450
ホンダの市販スポーツの名...
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<「ワイルド7」FAN BOOK発売記念>多彩な魅力を放ったワイルド7の登場マシンたち
時代を飛び越え、ベース車両とディティールに拘った1台!
レプリカ車両で、ありそうでなかったというのがワイルド7飛葉のCBだろう。ベース車両はCB750FOURだという事は明確だが、いざレプリカ製作となると車両の確保からディティールの追究とハードルはあまりにも高かった。
だが、そんなハードルを飛び越え誕生したのがドレミコレクションプロデュース、なかの屋製作のCB750FOUR飛葉Replicaだ。2008年、望月先生のオフィシャルを得て、東京モーターサイクルショー会場にて発表された。
最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR
飛葉大陸が駆ってきた愛機は数機あるが、メインの愛機といえ...