ライター
<試乗インプレ>HONDA CB1100 RS/EX(2017年・伊藤真一)
もともと18インチだあったフロントを17インチ化…
その“クセ”を前後足まわりのセティング変更で克服
実はCB1100を、公道で乗るのはこれが初めてなんです。最初のモデルが登場したころ、テストコースでちょっと乗ったことがあるくらいで……。その時の印象ですか? そうですね、なんと言ったらいいのかな。昔の味を残しつつ今風にしたオートバイ、という感じですかね。昔のCBナナハンのイメージを感じさせますが、装着するタイヤが18インチというのも、そういう風に思わせる一因かもしれません。また若者向けというより、CB1100はオジサン向けにも思えますね。まぁ年齢のことを言うと、自分もオジサンさんなんです...
ライター
<試乗インプレ>HONDA CBR1000RR(2017年・伊藤真一)
※オートバイ2017年6月号より
進化していないと、困るんです!
全日本ロードレース開幕直前の撮影となったこの日、伊藤さんの視線は真剣そのもの。「新型の市販車をちゃんと見るの初めてなんだよね…」と言いながら、CBR1000RRの素性を確認すべく試乗テストを決行。趣味のバイクとして、そしてレーサーのベースモデルとして、シビアに分析してもらいました!
予想していた以上の進化を果たしていたCBR、中でも足まわりのバランスは上々!
取材日(※2017年4月17日)の2日後から鈴鹿サーキットに行って、週末の全日本選手権でこの新型CBRのレーサーで走ることになっているのですが、ちょうどタイミングが良...
ライター
<試乗インプレ>HONDA VFR800F、VFR800X(伊藤真一)
V4は乗り手が使える「幅」が広いトルク特性
新型の「F」はサスペンション設定が煮詰められている
実は今回の試乗のちょっと前、3月に鈴鹿サーキットで開催された「2017 モータースポーツファン感謝デー」で、1997年型の鈴鹿8耐仕様のRVFに乗ったんですよ。20年前の古いレーシングマシンではありますけど、「やっぱりV4は良いな」と思いましたね。V型4気筒はトルクの出方がフラットなので、乗りやすい。直4は比較的ピーキーになりやすいですが、V4は乗り手が使える「幅」が広いトルク特性とも言えますね。
レースでもずっとV4に乗っていたので、V4には思い入れがあります。最初に乗ったのは87年の400...
ライター
<試乗インプレ>HONDA RC213V-S(伊藤真一)
感動するほどのパワーデリバリー!
これまで何度も乗ってきたRC213V-Sですが、今回は初めてクローズドではない、一般公道での試乗レポート。取材中、普通に国道の渋滞にハマったりもしたので、「なんでこんな超高級バイクで、渋滞にハマってるんだろう?」なんて、ふと我に返ったりしました(笑)。道行く人たちからの、注目度も凄かったですね。
もともと213V-Sは、プロトタイプのサーキットテストから自分が携わってきたマシン。テストコースはSUGOだったんですが、クローズドコース専用の別売りスポーツキットを装着しただけの状態で、全日本ロードレース選手権JSBクラスのワークスチーム・ライダーと同等のタイ...
ライター
<試乗インプレ>HONDA ゴールドウイング(伊藤真一)
立ち上がり重視の走り方で思わぬスポーツ性能を引き出せます(伊藤)
今回試乗したゴールドウイングは、実は以前から欲しいと思っていたバイクです。毎回のように「アレも欲しい、コレも買いたい」と言ってるから、気が多いと思われるかもしれないけど(笑)、ずっと気になっていた車輌なので、今回も、自分から「乗ってみたい」とリクエストしたんですよ。ひとつ前のモデルは試乗したことがあったけど、現行車はなかなか乗る機会がなかったんです。やっぱり、ホンダの誇るフラッグシップだし、存在感やデカさ、カッコ良さで、「これなら文句ないだろう!」感があるじゃないですか(笑)。
そんな、期待値がかなり高い状態で乗ったゴール...
ライター
ホンダ 400X ABS、NC750X ABS (テスター・伊藤真一 氏)
【オートバイ2016年10月号より抜粋】
今月はホンダの400Xと、NC750Xが主役。いずれも乗りやすさに定評のあるモデルだが、その理由はどこにあるのか? 具体的に迫っていこう! それはさておき、25歳の沙織ちゃんを前にやや頬が緩みがちな、伊藤さんの表情にもご注目ください。
お互いにまったく違う個性を持ったツインエンジン
今回は400XとNC750Xという、ホンダのミドルクラス・アドベンチャー系モデルを比較試乗してみました。どちらも、本格的オフロード走行もOKのデュアルパーバスモデルというより、アドベンチャー的スタイリングと乗り味を楽しむツアラー、と言った方がいいでしょう。ホンダのライ...
ライター
<試乗インプレ>HONDA CBR400R (2016年・伊藤真一)
【オートバイ2016年7月号より抜粋】
気がつけば、岡田忠之さんと伊藤真一さんの交代制コラムみたいになってきたレギュラー企画「ロングラン研究所」。今回のターゲットはCBR400R。「排気量は大きければ、大きいほど良い」と過去には発言していた伊藤さんが、果たしてどんな評価を下すのか…ご覧ください!
あえて選びたくなる走りの実力を備えた400㏄ロードスポーツ
CBR400Rは、前モデルが出た時には乗る機会がなくて、今回が初めての試乗だったんです。あえて前情報も仕入れず乗ったんですが、コレ、いいですね。「400㏄で充分だよね」と思わせてくれるというか。普通二輪免許だから400を選ぶんじゃなくて...