文:沼尾宏明、オートバイ編集部
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スズキ「GSX-R1000R」(2026)解説

SUZUKI
GSX-R1000R(8BL-DM11X)(左手前)
2026年
税込価格:237万6000円
GSX-R750(GR71F/F)(右奥)
1985年
GSX-R1000R(2026年)

熟成と進化、スズキの王者が帰ってきた
エンジン内部を大幅に見直して性能と環境性能を両立し、加えて電子制御も進化した新型GSX-R1000R。車体は熟成を重ねた軽量高剛性フレームを継承し、40周年記念の特別感も魅力。サーキットから公道まで、GSX-Rらしい鋭さと信頼性を磨き上げた。
GSX-R750(1985年)

語り継がれるGSX-R神話の原点
初代GSX-R750は、1985年3月から12月までの間に5784台を販売し、当時の750ccクラスでベストセラーとなった。その人気は、いまなお「伝説のGSX-R」として語り継がれ、スズキ史だけでなく日本のレーサーレプリカ史を象徴する一台となった。
再びポールリカールへ。造り込みが興奮を誘う


昨年(2025年)の発表時に披露された動画で、往年のファンは胸を打たれたに違いない。その舞台は、40年前に登場した初代GSX-R750のカタログ表紙と同じポールリカールサーキットだったからだ。
耐久ワークスレーサーの公道版を目指した初代R750。新型は、そのマインドを40年越しに色濃く宿す「ハイパーエンデュランサー」の復活を高らかに宣言しているかのようだ。
新型のコンセプトは『Designed to Perform, Built to Thrill』(パフォーマンスを追求した造り込みが興奮を呼び起こす)。
従来型がベースだけに、一見変化はわかりにくいが、これは集中と選択の結果。変えるべきものと変更する必要がないものを厳密に見極めた。派手さはないものの、実に合理的である。
外観で特筆すべきはオプションで用意されたウイングレット。日欧で生産終了後の2024~2026年鈴鹿8耐に参戦したチームスズキCNチャレンジの技術だ。
そしてエンジンは「そこまでやるか!」と唸らされるほど主要部品を徹底改良。新作と言える出来栄えに昇華している。
チームスズキCNチャレンジ、大健闘!

2026年の鈴鹿8時間耐久レースに参戦したチームスズキCNチャレンジは、EXPクラスでトップを獲得し、総合でも7位に入賞する大健闘を見せた。
スズキ「GSX-R1000R」(2026)カラー・各部解説
40周年を彩る、シリーズの歴史を映す配色を設定
カラーバリエーションは、往年のレーシングマシンを思わせるカラーを設定。パールビガーブルー/パールテックホワイト、キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト、パールイグナイトイエロー/マットステラブルーメタリックの3色を用意する。
40周年記念モデルとして、単なる色替えではなく、シリーズの歴史を感じさせるカラーリングを採用しているのがポイント。

パールイグナイトイエロー/マットステラブルーメタリック(左)
キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト(中)
パールビガーブルー/パールテックホワイト(右)
各部解説
車体各所やキーに40周年記念のロゴやエンブレムを配置。40周年を祝う特別グラフィックで、アニバーサリーモデルらしさを演出。



スズキ「GSX-R1000R」(2026)写真
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