KTMのフラッグシップアドベンチャーが、さらに先進性を高めて登場。クラッチ操作を必要としないAMT(オートメイティッドトランスミッション)や先進のACC(アダプティブクルーズコントロール)、SAT(セミアクティブテクノロジー)など最新技術を満載しながら、走らせると軽快でスポーティ。旅をもっと遠くへ、もっと楽しくする実力を秘めたアドベンチャーモデルである。

KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

KTMらしいシャープで攻撃的なデザインを継承しながら、大型アドベンチャーとしての存在感をさらに高めた1390 SUPER ADVENTURE S EVO。機能性を追求したウインドスクリーンや燃料タンク、LEDヘッドライトが、長距離ツーリング性能と先進性を印象づける。

画像1: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

直線的なLEDデイライトの中央にLEDヘッドライトを装備。近年のKTMが採用しているフェイスデザインを踏襲している。ライト下部中央にアドバンスドフロントレーダーを、左右カウルの内側にコーナーリングランプを備える。

電子制御システムを搭載している多くのバイクは、ハンドルスイッチでの操作が基本。しかしこれはタッチスクリーンを採用しているので、タブレットのように直感的に操作できる。もちろん左右のハンドルスイッチでの操作も可能。

縦型の8インチTFTフルカラーディスプレイは、サイズ、画像の美しさなどバイクのメーターというよりタブレットのよう。ライディングモードの標準装備はストリート/スポーツ/レイン/オフロード。ラリーはオプションとなる。モノクロ系の画面はACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の設定画面。

新搭載のAMT(オートメイティッドトランスミッション)は、ライダーが任意でギアチェンジを行うマニュアルモードと、バイクに任せるオートマチックモードが選べる。素早くアクセルをあけたとき、自動的にシフトダウンするキックダウンなども設定可能。

マニュアルモード(メーター左上にギヤポジション表示)のときのシフトチェンジは、シフトペダルと左ハンドル下部の前後スイッチによって可能。ただギアを変えずに想定スピードを下回った場合は自動的にシフトダウンする。シフトアップも自動的に行われるが、メニュー操作によって無効にもできる。

手持ちのスマートフォンとペアリングさせることで、電話の着信や音楽の再生などをハンドルスイッチやタッチスクリーンで操作可能。設定は停車時のみ可能。ナビのマップは事前にインストールが必要。その後はオフラインでも使える。

画像2: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

ブレーキレバーをにぎりシフトダウンボタンを押すとパーキングブレーキ機能が働き、車体が動かなくなる。坂道で駐車するときなどに便利。

WP製SAT(セミアクティブテクノロジー)は、デフォルトで入っているモード(3モード)から選べるほか、工具を使わず画面操作だけで細かいセッティングが可能。オプション機能(+4モード)を追加することでさらに楽しめる。

画像3: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

バーハンドルは幅広。Uターンのときは身体が伸び気味になるが、車体コントロールはしやすい。ラバーマウントされていて振動を軽減してくれる。

画像4: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

アドベンチャーバイクらしくボリューム感があるガソリンタンクを採用。ライダー側は絞り込まれているがヒザは開き気味になる。段差はなくフィット感は良い。

画像5: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

外径320mmのディスクローターを挟み込むラジアルマウントのキャリパーとマスターシリンダーは信頼のブレンボ製。コーナリングABSを標準装備する。

画像6: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

ステアリングステム下部にステアリングダンパーを装備しているが、自然に動いているのでライディング時には存在が感じられない。

画像7: KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」各部装備・ディテール解説

熟成の域に達しつつあるVツインエンジン(LC8)は、各部の見直しと可変バルブ機構により、低回転域の扱いやすさと高回転域の出力を両立。市街地から高速走行まで力強いフィーリングで、燃費や排出ガス性能も向上している。

ラジエーターがハの字に配置され、後部に強力なファンを搭載。排熱処理もよく考えられていて、ラジエーターからの熱気をカウルサイドに開口したエアアウトレットから横方向逃がすことで、脚に熱風が当たらないようにしている。

大型のウインドシールドは、内側の左右にあるダイヤルを手動で調整することで、70mmの範囲内で無段階に調整できる。空力特性は優れていて、小柄なライダーであれば走行風がヘルメットの上をスムーズに抜けていく。

ライダー側のシートは、取り付け位置を変更することで高さを2段階(ローポジション:847mm/ハイポジション:867mm)に設定できる。シート下にはバッテリーや補機があり、小物を入れられるスペースはタンデムシート下に少しある程度。

KTM「1390 SUPER ADVENTURE S EVO」主なスペック・価格

ホイールベース1558mm
最低地上高223mm
シート高847/867mm
車両重量223kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量1350cc
最高出力173PS/9500rpm
最大トルク145N・m/8000rpm
燃料タンク容量23L
変速機形式6速リターン
キャスター角65.3°
トレール量110mm
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ267mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR19・170/60ZR17
製造国オーストリア
メーカー希望小売価格325万円(消費税10%込)

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