Z1の血統を受け継ぎながら、現代の技術で進化を続けるZ900RS。ここでは誕生の背景から歴代モデルの変遷、最新モデルの走りの真価までを徹底解説し、“進化する伝統”の本質に迫る。

カワサキ「Z900RS SE」ヒストリー

2022-2024

Z1直系カラー、現代版“イエローボール

画像: KAWASAKI Z900RS SE 2022-2024年 カラーは「メタリックデイアブロブラック」

KAWASAKI
Z900RS SE
2022-2024年

カラーは「メタリックデイアブロブラック」

初代Z1の“イエローボール”を現代的にリファインしたヘリテージカラーで、Z900RSの象徴的存在と言える。タンク側面にイエローのボール状グラフィックを大胆に配し、ベースのブラックとの強いコントラストで、一目でZ系とわかるアイコニックなシルエットを強調する。

ラインの太さや色味はオリジナルを意識しつつも、メタリック感とクリア層の艶で現代的な質感に仕上げられており、現在のZらしい輝きを放っている。


画像4: カワサキ「Z900RS」ヒストリー(2018-2026)【Z900RS進伝】

ニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダーを新採用、STDよりシリンダー径を小径化。ブレーキホースもステンメッシュ化された。

画像5: カワサキ「Z900RS」ヒストリー(2018-2026)【Z900RS進伝】

ブレンボ製モノブロック構造のM4.32ラジアルマウントキャリパーを装着、ブレーキローターとパッドもブレンボ製を採用。

画像6: カワサキ「Z900RS」ヒストリー(2018-2026)【Z900RS進伝】

オーリンズ製S46ユニットにグレードアップ。細かなセッティングが可能なフルアジャスタブルタイプで、プリロードアジャスターも備える。


MOTIF

Z1(1973)

画像7: カワサキ「Z900RS」ヒストリー(2018-2026)【Z900RS進伝】

初代Z1の欧州仕様には、火の玉と同じグラフィックパターンで、イエローとグリーンの配色とした「イエローボール」が登場。

青玉虫とSEの追加で、さらに存在感を増した

2022年型Z900RSは、Z1直系ネオクラシックの世界観をそのままに、カラーラインアップで〝Zヒストリー〟を強く打ち出した年式だ。メカニズムは111PSの水冷並列4気筒やトラクションコントロールなどを継承しつつ、扱いやすいフレンドリーな特性と、乾いたサウンドを意識した独自の吸排気チューニングで「乗って気持ちいいZ」を目指している。

スタンダードのカラーバリエーションは一新され、キャンディトーンブルーとメタリックディアブロブラックの2色展開となった。キャンディトーンブルーは、1975年型Z1Bがまとう通称〝青玉虫〟を現代に再現したもので、タンクとテールに走るゴールドラインやキャンディ塗装の深い発色が往年のZ1を強く想起させる仕上がりだ。

対するメタリックディアブロブラックは、同じグラフィックを黒ベースに載せ替えた〝黒玉虫〟とも言えるカラーで、ゼファーシリーズ最終期の黒系グラフィックを思わせる落ち着いた雰囲気と重厚感を備える。

さらに2022年型では、オーリンズS46リアショックとブレンボM4・32キャリパー、ゴールドのフォークアウターなどを装備した上級グレード「Z900RS SE」も本格展開され、イエローボール風の専用カラーで〝走り〟と〝ヘリテージカラー〟の両面からZ900RSの世界観を広げている。

黒玉虫

画像: KAWASAKI Z900RS SE 2022-2023年 カラーは「メタリックデイアブロブラック」

KAWASAKI
Z900RS SE
2022-2023年

カラーは「メタリックデイアブロブラック」


青玉虫

画像: KAWASAKI Z900RS SE 2022-2023年 カラーは「キャンディトーンブルー」

KAWASAKI
Z900RS SE
2022-2023年

カラーは「キャンディトーンブルー」

黒玉虫と青玉虫が彩るネオクラZの黄金期

スタンダードモデルの主役となったのがキャンディトーンブルーとメタリックディアブロブラックだ。どちらも基本グラフィックは共通で、タンクとテールカウルに走る太めのストライプと細いゴールドラインが「玉虫」系Z1を強く意識したデザインとなっている。

深いブルーのキャンディ塗装にメタルフレークの輝きが加わり、光の当たり方で表情を大きく変えるのが魅力だ。ストライプとのコントラストも強く、遠目にも“あのZ1Bの系譜”と分かるヒストリック感が前面に出ている。

一方、メタリックディアブロブラックは同じレイアウトを黒ベースに載せ替えた“黒玉虫”とも言える仕立てで、ブルーよりも落ち着いた雰囲気と重厚感が持ち味だ。


MOTIF

Z1/Z2(1975年)

画像8: カワサキ「Z900RS」ヒストリー(2018-2026)【Z900RS進伝】

空冷DOHC4気筒をダブルクレードルフレームに載せた元祖“ナナハン/900スーパースポーツ”で、Z1B世代らしい洗練された外装とともにZの黄金期を象徴する1台となる。

50周年記念モデルが登場

画像: KAWASAKI Z900RS 50th Anniversary 2022年 カラーは「キャンディダイヤモンドブラウン」

KAWASAKI
Z900RS 50th Anniversary
2022年

カラーは「キャンディダイヤモンドブラウン」

Z1“火の玉”を現代に刻む50周年カラー

初代Z1の“火の玉”を現代の質感で再解釈したアニバーサリー専用カラーだ。タンクとテールには深みのあるキャンディブラウンをベースにオレンジのストライプを配し、グラデーションとゴールドラインでオリジナルの雰囲気を濃厚に再現している。さらに専用エンブレム、ブラウン系シート、ゴールドホイールなどの専用装備を組み合わせることで、単なる限定色にとどまらない「Z50年の集大成」としての特別感を強調した仕立てになっている。

専用エンブレム、50th Anniversaryの特別感

画像: 2018

2018

画像: 50th Anniversary

50th Anniversary

50周年記念モデルのサイドカバー用エンブレムは、往年のZ1と同じデザインを採用。ボディの塗色も往年のZ1イメージを色濃く反映したキャンディブラウンとなっている。

上質なシボ入りの50th専用シート

画像: 50周年記念モデルが登場

細かなシボ入りのブラウン専用素材を採用し、光の当たり方で豊かな表情を見せることで、ヘリテージZらしい上質感と特別感を高めている。

よりクラックテイストになったZ900RS CAFE(2021-2022)

マイナーチェンジ

2021

画像: KAWASAKI Z900RS CAFE 2021年 カラーは「エボニー」

KAWASAKI
Z900RS CAFE
2021年

カラーは「エボニー」

黒をベースにブラウンをじわりと溶かし込んだグラデーションが特徴で、古いギターやヴィンテージ家具を連想させる落ち着いた2トーンにより、手描きカスタム風のカラーリングとなる。


2022

画像: KAWASAKI Z900RS CAFE 2022年 カラーは「メタリックディアブロブラック」

KAWASAKI
Z900RS CAFE
2022年

カラーは「メタリックディアブロブラック」

ダークなボディカラーにシンプルなグラフィック、そしてブラウンの表皮を組み合わせたシートでシックで洗練されたイメージに仕上げられている。2022年モデルから1色設定になった。

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