ドゥカティ「モンスター+」各部装備・ディテール解説



自らを「I M LEGEND」と謳う第5世代のモンスター+。現在のドゥカティのラインナップの中で最も身近な存在で、一目でモンスターとわかるデザインだが、1992年ケルンショーでの発表以来、モンスターはその時代に合わせて姿を変えてきた。



フレームが見当たらないスタイリング。Vツインエンジンを強調した車体レイアウトが特徴だ。エンジンを車体剛体の一部とする考えは、すべてのドゥカティに共通する思想。ドゥカティはそのスタンスを守りながら、確実に、そして合理的に進化している。

車体側に埋め込まれた丸型のヘッドライト。ダブル・シー・デザインのデイタイム・ランニング・ライトが近年のドゥカティの特徴。日本導入はカウル付きのモンスター+(プラス)のみとなる。

ライディングモードは、ウエット、アーバン、ロード、スポーツの4種類。モードによってパワー感はもちろん、トラクションコントロールやABSの介入度が変化する。

日本仕様のシートは、ローダウンタイプが標準。膝の曲がりが窮屈に感じる場合は、アクセサリーのハイシートやスポーツシートへの換装がオススメだ。

「カスタマーが何を求めているかを考え、パフォーマンスよりも乗りやすさを大切して『V2』を開発しました」と、エンジンプロジェクト管理責任者のジャンルカ・ザットーニさん。ドゥカティが乗りやすさを重点に置いたエンジンを開発したのは、初めてのことである。

今回からラジエターが縦方向に拡大され、燃料タンク下を覆うかたちでヒートシールドも装備。ヒートシールドも排熱効果を高めるエアベント構造が一体化された形状になっており、エンジンの熱をライダーに感じさせないための工夫が凝らされている。

エンジン上部にコンパクトなアルミ製モノコックフレームを搭載。エアボックスを兼ねる合理的なカタチでフロントフォークを懸架。スイングアームもエンジンから直接生える。

フロントフォークはショーワ製のφ43mm倒立。キャリパーはブレンボ製をラジアルマウント。タイヤはピレリ製のディアブロロッソ4を装着する。

リヤサスペンションはショーワ製のモノショック。リンクレスのカンチレバーで、これも軽量化&シンプル化に貢献。プリロード調整が可能だ。

スイングアームは両持ちタイプ。縦剛性をしっかりと出し、横剛性はしなやかなバランスに。ウエット路面でもグリップ感を得やすいのが印象的。
ドゥカティ「モンスター+」主なスペック・価格
| ホイールベース | 1492mm |
| シート高 | 775mm |
| 最低地上高 | 174mm |
| 車両重量 | 175kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
| 総排気量 | 890cc |
| ボア×ストローク | 96×61.5mm |
| 圧縮比 | 13.1 |
| 最高出力 | 81.6kW(111PS)/9000rpm |
| 最大トルク | 91.1N・m(9.3kgf-m)/7250rpm |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 23.3° |
| トレール量 | 92mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ245mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
| メーカー希望小売価格 | 169万円~(消費税10%込) |
Here begins the next chapter of the Monster Legend.
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