写真:南 孝幸 レポート:小川 勤
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スズキ「GSX-8T」各部装備・ディテール解説

スズキが現代の感性で、良き時代のバイクを想起させたデザイン。全体的にシックにまとまりトラディショナルさとモダンさを両立している。現代において懐かしさの表現はとても難しいが、そのテーマを「タイムレス・リバイバル」とし、スタイリングと走りの性能を作り込んできた。

前後方向でなく上下方向に長いパラレルツインエンジンを搭載するGSX-8シリーズは、タンク上面が高くなりがちになる一方で、スイングアームを長くできるなど、車体設計の自由度が高いのが特徴。これが現代風のハンドリングを生み出し、乗りやすさと軽快性の高さを両立している。

ヘッドライトはデザインモチーフのT500をイメージした馬蹄形。旧車的雰囲気とコーナリング時の明るさにもこだわった。極力車体側に近づけハンドリングも追求。

バーエンドミラーとすることで通常のミラーステーがなくなり、開けた視界を実現。電子制御の切り替えは左側のスイッチに集約。走行中でも使いやすいのが特徴だ。

バーエンドミラーは通常のステー付きミラーとほぼ同じ場所に位置し、視認性はとても高い。ステーの形状などにこだわり、風切り音や振動対策を徹底している。

メーターは5インチのカラーTFT液晶。電子制御の状況も把握しやすく、シフターランプは任意に回転数を設定できる。メーターサイドにUSB-Cの電源ポートも用意。

GSX-8Sよりも座面を拡大し、ソフトになったシート。8Tはタックロール付きの座面を採用。8TTはもっとスポーティで、座面デザインやステッチの色も異なる。

シートは鍵で外すことが可能。収納スペースはほとんどないものの、バッテリーや車載工具へのアクセスはよく、ETCを取り付けることはできそうだ。

755cc並列2気筒エンジン。270度位相のクランクシャフトを採用した不等間隔爆発と独自のバランサー構造がトルクフルで扱いやすく、スムーズな吹け上がりを実現。

エンジンの腹下に収められたサイレンサーが、車体のデザインを静観に。エキゾーストノートはアイドリングから穏やか。走り出しても中速まではとても静かだ。

高剛性かつコンパクトなスチール製フレームは軽快なハンドリングに貢献。スイングアームはアルミ製となっている。

フロントフォークはKYB製の倒立タイプ。調整機構は持たない。キャリパーはニッシン製4ポットをラジアルマウント。タイヤはダンロップ製ロードスポーツ2を履く。

スポーツバイクのように長いスイングアームは、前後長の短いエンジンによるもの。クランクとミッションの3軸を重ねて配置し、コンパクトなエンジンを実現した。
スズキ「GSX-8T」動画・写真
GSX-8T | Official Promotional Video| Suzuki
www.youtube.comスズキ「GSX-8T」主なスペック
| 全長×全幅×全高 | 2115×775×1105mm |
| ホイールベース | 1465mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| シート高 | 815mm |
| 車両重量 | 201kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 775cc |
| ボア×ストローク | 84.0×70.0mm |
| 圧縮比 | 12.8 |
| 最高出力 | 59kW(80PS)/8500rpm |
| 最大トルク | 76Nm(7.7kgf・m)/6800rpm |
| 燃料タンク容量 | 16L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 25° |
| トレール量 | 104mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
| 燃料消費率 WMTCモード | 23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2)、1名乗車時 |
| 乗車定員 | 2名 |
| メーカー希望小売価格 | 129万8000円(消費税10%込) |
写真:南 孝幸 レポート:小川 勤
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