まとめ:オートバイ編集部
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スズキ「KATANA」の系譜とヒストリー
多数の「分家」を輩出しながら憧れの「本家」が生き残った

SUZUKI
GSX1100S KATANA(SZ)
1982年
1982年の初代を皮切りに、多くの「カタナ」シリーズが生まれた。いずれのモデルも既存のベース車が存在する派生機種だったが、外装やライディングポジションを大変更し、カタナとしての魅力を生み出していた。
「本家」の1100は1984年に一旦生産終了となるも、1987年からたびたび復活。当時珍しい「逆輸入」で日本に入荷していたが高額で、免許の限定解除も必要とあってハードルが高かった。そこで1992年、400と250がリリースされ、当時の中免ライダーは歓喜したのだった。
そしてオーバーナナハン解禁により1994年から国内仕様の1100が登場。本来の姿を尊重するためか、歴代の1100はあまり仕様変更されなかったが、特に最終型は多くの専用設計パーツを導入している。
結果的に1100と400が最後まで残り、2000年で血脈が一旦途絶える。その後も一部でカタナの名を冠したモデルは存在したが、本家のスタイルとは無縁だった。そして19年の空白期間を経て、ついに正統な後継モデルの「KATANA」が復活。カタナを望むファンがいかに多かったかを物語っている。
スズキ「GSX1100S KATANA」の系譜
世界最速を狙ったフラッグシップ・カタナ
世界最速を念頭に置いた旗艦として登場。車体色やホイール、電装系などの変更はあったが、1980年代のスペックは不変だ。1984年に一旦生産を終了したが、1987年に復刻。スズキ70周年のSMやSLで人気が再燃し、定期的に復刻された。
SZ(1982)

ストックレースでの勝利を狙って誕生したスポーク仕様
SXZ(1982)
星型キャストホイールのSZに対し、ワイヤースポークホイール仕様のSXZもあった。これは当時の市販車ベースのレースを意識した仕様で、リアを17→18インチ化、VM32キャブレターや丸パイプスイングアームも採用していた。

SD(1983)

SE(1984)

デビュー3年目で生産は一旦終了となる。
市場の強い要望に応えて復刻販売!
SAE(1987)復刻第1弾
SAEはSBS店(スズキ・ビッグバイク・ショップ=大型バイクの取り扱いに特化した専門店)の要望で初期型カラーと星形キャストホイールを復刻した限定車。SBEも日本のディーラーからの要望で少数生産され、シリーズ唯一の赤フレームを採用していた。

SBE(1987)

SL(1990) 復刻第2弾
スズキ70周年記念モデルのSMが1000台限定で国内へ逆輸入され、これが大人気となり、継続生産されたのがSL。タンデムベルトを備え、フロントキャリパーの形状を小変更した。

SSL(1992) 復刻第3弾
シルバーのSLに続いて、SEの赤×銀カラーを復刻したSSLも登場。1994年のSR登場までSLとSSLは少量ながら継続生産され、フルパワー111PS仕様はこれが最後となった。

SR(1994) 復刻第4弾
国内でのオーバーナナハン解禁を受けて登場した日本仕様。自主規制でパワーは95PSとなり、モーターアシスト式クラッチやリザーバータンク付きリアサス、オイルクーラーを採用した。

SY(2000) 復刻第5弾
1100台限定で発売されたSYことファイナルエディション。フレームを補強し、ブレーキも改良。カラーリングが微妙に違う高品質塗装だった。あまりの人気で即完売に!

スズキ「GSX1000S KATANA」の系譜
レース規定対応のホモロゲモデル
ボアをダウンし、排気量998.6ccに縮小。AMAスーパーバイクレースやTT-F1参戦のホモロゲーション(公認取得)対応モデルがGSX1000Sだ。後に市販車改造レースの上限が750ccになり、2年間のみ、約3000台が販売された。
SZ(1982)

SD(1983)

