RCとはレーシングコンペティションの略。レディトゥレースをスローガンとしたKTMにとってはまさにトップガンともいうべきマシンの登場なのか？ スペイン・セビリアにて行われた試乗会にてそのポテンシャルを探る。
文：鈴木大五郎／写真：KTM
文：鈴木大五郎／写真：KTM
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KTM「990 RC R」各部装備・ディテール解説
▲風洞実験およびモータースポーツ部門からのフィードバックをもとにエアロダイナミクス面も設計。最高峰クラスで培ってきた知識と経験の結晶といえる。
▲同社のMotoGPマシン、RC16譲りのコンパクトな車体はエルゴノミクスにもこだわり、様々な体格やライディング状況が考慮されている。
▲MotoGPマシン譲りのウイングレットは時速252km時に14.4kgのダウンフォースを発生。コーナリングやギャップ通過時の安定性に貢献してくれる。
▲横長の8.8インチTFTディスプレイはバランスよくコックピットに収まる。多機能ながら表示はシンプルで視認性も良好。タッチパネル機能も新しい。
▲990DUKEにも搭載される947ccの並列ツインエンジン。通称LC8cはユーロ5＋規制に適合。マッピングを変更することで130PSを発揮。
▲フロントフォークはΦ48mm径のWP製APEXオープンカートリッジ式でストロークは147mm。伸び＆圧側ダンパー30段およびプリロード変更が可能。
▲リアショックもフロントと同じくWP製でストロークは134mm。高速および低速の圧側ダンパー、伸び側ダンパーのほか、プリロード変更が可能。
▲5本スポークのアルミホイールは同社の1390スーパーデュークRと同タイプ。サイズは前3.5×17インチ、後5.5×17インチ。純正タイヤはミシュラン製パワーカップ2。
▲パッセンジャーシートも装備しタンデム走行にも対応。取り外した際によりレーシーなスタイリングとなるシングルシートカバーもラインアップ。
KTM「990 RC R」主なスペック
| ホイールベース | 1481mm |
| 最低地上高 | 163mm |
| シート高 | 845mm |
| 車両重量 | 195kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 947cc |
| 最高出力 | 130PS/9500rpm |
| 最大トルク | 103N・m/6750rpm |
| 燃料タンク容量 | 約15.7L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 65.8° |
| トレール量 | 98.5mm |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ320mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク |
| タイヤサイズ（前・後） | 120/70-R17・180/55-R17 |
文：鈴木大五郎／写真：KTM
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