V4でレースにワークス参戦していたホンダにとって、真の意味でのレーサーレプリカとは、同形式のエンジンを積むVFR-Rシリーズだと言える。750と400の2排気量が販売され、前車はかの名機VFR750R/RC30で後車は1986年に初期型が登場したVFR400R/NC30。1994年にRVFがリリースされるまで存在した長寿車だった。
まとめ:岡本 渉/協力:バイカーズステーション、佐藤康郎、H&L PLANNING
※本記事は2025年7月2日に発売された『レーサーレプリカ伝 4ストローク編』の内容を一部編集して掲載しています。

ホンダ「VFR400R(NC30)」(1989年)の概要

画像: Honda VFR400R 1989年 総排気量:399cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 シート高:755mm 車両重量:182kg 発売当時価格:74万9000円

Honda
VFR400R
1989年

総排気量:399cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
シート高:755mm
車両重量:182kg

発売当時価格:74万9000円

ホンダのV4エンジンはネイキッドのVF750セイバーやクルーザーのVF750マグナといったモデルにまず搭載され、VF750FやVF400Fといったスポーツ車、フルカウルのVFR750F、VF400Fインテグラ等のモデルを経てレーサーレプリカに使われるようになった。

VFR-Rの車名が与えられたシリーズでまず思い浮かぶのは、1987年に台数限定で販売されたVFR750R/RC30だが、この系譜の端緒となるのは1986年にデビューしたVFR400R/NC21である。

1987年登場の2型=VFR400R/NC24では、スイングアームを片持ちのプロアームに変更、前後シートを別体構造にするなど、よりワークスレーサーRVF400に近い外観に変化。

ホンダはワークスレーサー同様のV4で行くことをレプリカにも適用してきたが、翌1988年には水冷DOHC4バルブ並列4気筒を積む初代CBR400RRが発売され、この時期ホンダは400ccクラスにエンジン形式の異なる2台のレーサーレプリカを揃えた。

1989年に登場したVFR-R・3代目のVFR400R/NC30は、399.1cc(Φ55×42mm)水冷DOHC4バルブ90度V型4気筒のクランクを180→360度に変更、バックトルクリミッターやクロスミッションを採用。外装やフレームなどを一新して人気をより高めた。

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