先代モデルにあたる「ZX-4」は性能こそ高かったもののデザインが落ちついており、過熱するレーサーレプリカ市場では苦戦を強いらた。「ZXR400」はその反省を活かし、ワークスレーサー「ZXR-4」のイメージを色濃く投影。パーツの95%を刷新し、誰が見ても「本気のレプリカ」と言える姿で登場した。
まとめ:岡本 渉/協力:バイカーズステーション、佐藤康郎、H&L PLANNING
※本記事は2025年7月2日に発売された『レーサーレプリカ伝 4ストローク編』の内容を一部編集して掲載しています。
まとめ:岡本 渉/協力:バイカーズステーション、佐藤康郎、H&L PLANNING
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カワサキ「ZXR400(ZX400H)」(1989年)各部装備・ディテール解説

▲ZX-4のエンジンをベースとし、さらに吸排気効率の向上、同弁系の軽量化を果たした新ユニット。これらの変更により主に高回転域でのパワーフィーリングが大きく向上した。

▲ZXR250同様、USDフロントフォークを採用した。Φ41mmのインナーチューブ径などの寸法や外観は同じだが、基本的セッティングは違う。フロントブレーキはΦ300mm、フローティングマウントの同径対向4ピストンキャリパーを採用。

▲サブフレーム周辺の装備は取り外し容易でレースを意識している。サブフレーム自体もボルト着脱式だ。

▲新たにリザーバータンク(写真)付きアルミボディ・窒素ガス封入式のリヤショックを採用。ネジ式無段階プリロードアジャスター、4段階の伸側減衰力調整機構付き。

▲リヤブレーキディスクはΦ240mmと大径。フルフローティングマウントされるキャリパーは対向ピストン式で外観や性能はレーシーなもの。当然レース使用を考えたものである。
カワサキ「ZXR400(ZX400H)」(1989年)主なスペック・当時価格
| 全長×全幅×全高 | 2035×705×1125mm |
| ホイールベース | 1395mm |
| 最低地上高 | 120mm |
| シート高 | 765mm |
| 車両重量 | 188kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 398cc |
| ボア×ストローク | 57×39mm |
| 圧縮比 | 12.1 |
| 最高出力 | 59PS/12000rpm |
| 最大トルク | 4.0kgf・m/10000rpm |
| 燃料供給方式 | キャブレター(CVK32) |
| 燃料タンク容量 | 16L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 24° |
| トレール量 | 85mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/60R17・160/60R17 |
| 発売当時価格(1989年) | 73万9000円 |




