スタイリッシュなフォルムのボディにコンパクトな油冷ユニットを組み合わせ、軽快なフットワークを楽しませてくれる、魅力あふれる1台がジクサー250。フルカウル版の「SF」とメカを共有するネイキッドスポーツだ。早速その魅力を試乗チェックしていこう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
▶▶▶写真はこちら|スズキ「ジクサー250」の全体・各部・走行シーン(19枚)
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
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スズキ「ジクサー250」各部装備・ディテール解説

大きなシュラウドや抑揚の効いたボディラインは、初代150から続く「ジクサーらしさ」の継承。ボディカラーはブルー、レッド、マットブラックの3色を用意。

シュラウド、タンクからテールカウルにいたるまでのフォルムが非常にグラマラス。車格を超えた迫力も魅力のひとつだ。

盾型ケースのヘッドライトは、内部構造を3段構成としたユニークなLED式。ウインカーはクリアレンズ採用の電球タイプ。

バーグラフ式タコメーターのデジタルメーターは反転表示液晶を使用。表示メニューが多彩ながら、非常に薄くコンパクトなのも特徴だ。

発熱の高いヘッド周りを重点的に冷却することで冷却システム自体を簡略化、エンジンの小型化に大きく貢献している。

デュアルパイプを使用した2本出しデザインのサイレンサーが印象的。リアフェンダーはスイングアームマウントだ。

ブレーキ径は300mm。キャリパーはブレンボグループのBYBRE製。国内仕様にはダンロップのラジアルタイヤが標準となる。

リアセクションは基本的にSFと共通で、セパレートシートも同じものが採用される。グラブバーは左右分割式。

V字型デザインがユニークなLEDテールランプは2段構成で、ポジションランプには面発光式のLEDを採用している。
スズキ「ジクサー250」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2010×805×1035mm |
ホイールベース | 1345mm |
最低地上高 | 165mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 154kg |
エンジン形式 | 油冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 76.0 × 54.9mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 19kW(26PS)/9300rpm |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/7300rpm |
燃料タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24°20′ |
トレール量 | 96mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmディスク・Φ220mmディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70R17M/C 54H ・150/60R17M/C 66H |
乗車定員 | 2名 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 34.5km/L(クラス3、サブクラス3-1)1名乗車時 |
製造国 | インド |
メーカー希望小売価格 | 48万1800円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝