文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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ヤマハ「MT-25 ABS」各部装備・ディテール解説

グレーのボディカラーとスカイブルーのホイールの組み合わせは、兄貴分のMT-07や09の流れを汲んだ、MTファミリーらしいもの。撮影車のカラーはマットライトグレー。

リアまわりの外装を変更しリアビューを一新。インパクトあるマスクとスッキリ仕上げられた印象のテールとの対比が面白い。

強烈なインパクトのヘッドライトデザイン。サイドから突き出した大型のエアスクープがこのモデルのキャラクターを象徴している。

デジタルメーターは2025年モデルからデザインを変更。反転表示液晶となり、専用アプリを介してスマホとの連携もできるようになった。

エンジンは低中域でも扱いやすいのが特徴。今回からアシスト&スリッパークラッチも標準装備となり、一層ユーザーフレンドリーな仕様となった。

バンク角にも配慮した、三角形デザインのサイレンサーはYZF-R25と同様。MT-25はステップのヒールプレートが穴あきタイプとなる。

2020年モデルから採用されたのがこの37mm倒立フォーク。剛性アップはスポーツハンドリングに貢献、ABSも標準装備。

リアサスはR25譲りで、直押し式のモノクロスサスペンションを採用。ストリートからワインディングにまで幅広く対応する。

今回からサイドカバーがスリム化され足つき性が向上したほか、タンデムシートの広さや肉厚が見直され、快適性も向上している。

絞り込まれたテールカウルやLEDテールランプは新デザインのもの。リアウインカーには細身のLEDが採用されている。
ヤマハ「MT-25 ABS」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2090×755×1075mm | |
ホイールベース | 1380mm | |
最低地上高 | 160mm | |
シート高 | 780mm | |
車両重量 | 166kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 | |
総排気量 | 249cc | |
ボア×ストローク | 60.0×44.1mm | |
圧縮比 | 11.6 | |
最高出力 | 26kW(35PS)/12000rpm | |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm | |
燃料タンク容量 | 14L(無鉛レギュラーガソリン指定) | |
変速機形式 | 6速リターン | |
キャスター角 | 25°00′ | |
トレール量 | 95mm | |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-17M/C(54S)・140/70-17M/C(66S) | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料消費率 WMTCモード値 | 26.5km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時 | |
製造国 | インドネシア | |
メーカー希望小売価格 | 63万2500円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸