文:濱矢文夫、アドベンチャーズ編集部/写真:柴田直行/モデル:葉月美優
ホンダ「CL250」各部装備・ディテール解説

Honda CL250
総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:790mm
車両重量:172kg
発売日:2023年5月18日
税込価格:62万1500円

エンジン
小気味よい鼓動感が味わえるレブル250譲りの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒250ccエンジンは、低回転域からトルクフルでレスポンスよく立ち上がり、高回転域までスムーズに吹け上がるフィーリングを実現。

マフラー
マフラーはアップタイプを採用。排気音はパルス感を重視してチューニングされている。
フロントサスペンション
ストロークを長く取った正立フロントフォークに組み合わされるのは19インチ径のキャストホイール。フロントブレーキまわりはレブルと共用で、CL500とも共通と思われる。ブレーキキャリパーはニッシン製のピンスライド式。飛石や泥から守るフォークブーツも装備。

リアタイヤ・ブレーキ
リアブレーキもレブルやCL500と共通と思われる。ダンロップ製のタイヤはスクランブラースタイルにマッチしたパターンデザイン。

リアサスペンション
スイングアームはオーソドックスなスチール製。イニシャル調整が可能なリアツインショックが採用されており、CLのレトロスタイルにも相性抜群だ。

ヘッドライトまわり
Φ175mmのアウターレンズ内に4つの直射式LEDライトを配したヘッドライトはレブル譲り。フロントマスクからはシンプルでスタイリッシュな印象を受ける。ウインカーもLEDが採用されている。

メーター
レブル250と共通のΦ100mmの小型反転液晶メーターには、ギアポジションインジケーターや燃費表示、左右独立点滅式のウインカーインジケーターなどが表示可能。ライダーから見えやすい位置にマウントするなど配慮がなされている。

燃料タンク
ラウンドシェイプをモチーフとしたシンプルなフューエルタンクには、スクランブラーのイメージを際立たせるとともにニーグリップのためのタンクパッドを標準装備。スリムな形状ながら容量は12Lを確保、ツーリングでの使い勝手にも配慮している。

シート
ワディング加工によりヘリテージな雰囲気漂うシートには滑りにくい表皮が採用され、フラットな形状で、ポジションの自由度も高い。後端にはHONDAロゴを配してスマートな仕上りとなっている。

テールランプまわり
薄型楕円形状のユニットにLEDを採用したテールランプ。車体後端部に配置することで荷物を積載した状態でも高い被視認性を確保することができる。これらもレブルと共通のパーツ。ハザードランプを高速点滅することで急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルも装備。
ホンダ「CL250」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2175×830×1135mm | 
| ホイールベース | 1485mm | 
| 最低地上高 | 165mm | 
| シート高 | 790mm | 
| 車両重量 | 172kg | 
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 | 
| 総排気量 | 249cc | 
| ボア×ストローク | 76.0×55.0mm | 
| 圧縮比 | 10.7 | 
| 最高出力 | 18kW(24PS)/8500rpm | 
| 最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/6250rpm | 
| 燃料タンク容量 | 12L | 
| 変速機形式 | 6速リターン | 
| キャスター角 | 27゜00′ | 
| トレール量 | 108mm | 
| タイヤサイズ(前・後) | 110/80R19M/C 59H・150/70R17M/C 69H | 
| ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | 
| 乗車定員 | 2人 | 
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 34.9km/L(クラス2-2)1人乗車時 | 
| 製造国 | タイ | 
| メーカー希望小売価格 | 62万1500円(消費税10%込) | 
文:濱矢文夫、アドベンチャーズ編集部/写真:柴田直行/モデル:葉月美優
				
				




