談：伊藤真一／写真：松川 忍／まとめ：宮﨑健太郎
ホンダ「CT125・ハンターカブ」ライディングポジション・足つき性
シート高：800mm
ライダーの身長：179cm
大柄なライダーにも、窮屈さを感じさせない設定
「メーターやハンドルポストが低い位置にあるので、開放感があり過ぎってくらい（笑）前方の視界は開けていますね。スーパーカブC125に跨ったときにも感じたことですが、大柄な人が乗っても窮屈さはなくて、とても扱いやすいポジションです。シートも座り心地に不満を覚えることはありませんでした」と伊藤さんは評価。「タンデムライダーは大きなキャリアのためガニ股になるかと思いましたが、試しに跨ったところ意外にもこれならば大丈夫だなと思いました」。
ホンダ「CT125・ハンターカブ」各部装備・ディテール解説
Shinichi's Check!
当たりエンジンかなってくらい、エンジンが好印象です！
「CT125のボア・ストロークは、旧型C125と同じ“ショートストローク”ですけど、今回試乗したCT125のエンジンフィーリングは、個体差による当たりエンジンを引いたか？ と思うくらい滑らかで、振動も少ないので素晴らしく気持ち良かったです。最近この連載でカブ系を試乗する機会が増えましたが、シフトダウンのときにちゃんとブリッピング操作すれば、"ガチャンコ感"なく変速させることができますね。新テクニックを、習得した気分で嬉しいです（笑）」
右側のサイドビューの「象徴的」なアイコンになっている、パンチング仕様のヒートガード付きアップタイプマフラー。歯切れの良い排気音も魅力のひとつだ。
灯火類はすべてLEDを採用。オーソドックスな丸型のヘッドライトに、スクエアな形状のウインカーの組み合わせが、個性的なCT125の「顔」を構成している。
速度計、燃料計、オドメーターおよびトリップメーターに、各種インジケーター類をコンパクトにまとめた、軽快感あふれるシンプルなデジタルメーターを採用。
フロント側には1チャンネルABSを採用。多くの荷物を積んだときや、タンデム走行をしているときにも、乗り手に安心感を与える制動力を発揮してくれる。
リア側のディスクブレーキはABS非採用だが、ベースとなったC125のドラムブレーキに比べるとコントロール性が非常に高く、その扱いやすさが際立っている。
4つの荷掛けフック備える、約477mm×約409mmの大型リアキャリア。タンデムステップを標準装備するため、タンデムシートを装着すれば2人乗りも可能だ。
ホンダ「CT125・ハンターカブ」 主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 1960×805×1085mm |
| ホイールベース | 1255mm |
| 最低地上高 | 165mm |
| シート高 | 800mm |
| 車両重量 | 120kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 124cc |
| ボア×ストローク | 52.4×57.9mm |
| 圧縮比 | 9.3 |
| 最高出力 | 6.5kW（8.8PS）/7000rpm |
| 最大トルク | 11N・m（1.1kgf・m）/4500rpm |
| 燃料タンク容量 | 5.3L |
| 変速機形式 | 4速リターン |
| キャスター角 | 27°00' |
| トレール | 80mm |
| タイヤサイズ（前・後） | 80/90-17・80/90-17 |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ220mmディスク・Φ190mmディスク |
| メーカー希望小売価格 | 44万円（消費税10%込） |
談：伊藤真一／写真：松川 忍／まとめ：宮﨑健太郎
