月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はテクニカルガレージRUNが販売を開始したスズキ・GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」をピックアップ!

テクニカルガレージRUN GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」

スズキ新車の正規取扱店として、また本誌では最高峰バージョンアップコンプリートを含む、高質な各種カスタムでも知られるテクニカルガレージRUN。このほど、同店が2017〜2021GSX-R1000R向け、ブレンボ製ビレット2POTキャリパー(通称・NEWカニビレット)対応の“ABS対応リヤキャリパーサポート”をリリースした。

「同品はこれまで当店の、サーキット志向のお客さまのニーズを受けてワンオフ製作してきたものですが評判も良く、それならいっそ、と一般販売をスタートしました」と、杉本卓弥代表は言う。

MotoGPシーンを筆頭とするモータースポーツの世界ではリヤブレーキの仔細なコントロールがタイムアップの鍵。GSX-Rも純正品よりはブレンボ、さらにそれを支えるキャリパーサポートは重要だ。考えられるトラブルを回避するため、素材には高強度の超ジュラルミン合金を採用し削り出す。

「マーケットにあればそれを使いますが、GSX-RにブレンボNEWカニビレットが付いてABS対応など、ニッチ過ぎて自分で作るしかなかった(笑)。あくまでサーキット用が視野で、ストリート向けには過剰にも思えますが、安全を考えれば十分にアリ」とも言う。ピンと来た同車のオーナーはぜひ!

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画像1: テクニカルガレージRUN GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」

高い安全性能および、足で操作するが故のリヤブレーキタッチとコントロール性能を出すには高強度がマストだったという、超ジュラルミン無垢材からの削り出しで4万4000円はバーゲンプライス。キャリパーボルトはベータチタニウムのチタンボルト(2600円/1本)を推奨する。

画像2: テクニカルガレージRUN GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」
画像3: テクニカルガレージRUN GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」

機能性と精緻性、そして軽量性をバランスさせた絶妙の削り込み。写真はテスト時のものだが、しっかりとしたボルト座面で一層の安全性を確保するため、上で説明のチタンボルト推奨に至ったという。

画像4: テクニカルガレージRUN GSX-R1000R用「ABS対応リヤキャリパーサポート」

ブレンボ製ビレット2POTキャリパー(マウントピッチ84mm)は別売だ。純正ホイールは使用不可。こちらもマルケジーニ製などRUN推奨品を使うことになる。

SPECIFICATION

メーカーテクニカルガレージRUN
製品名ABS対応リヤキャリパーサポート
対応車種スズキGSX-R1000R('17-'21)
適合キャリパーブレンボ製ビレット2POTキャリパー(マウントピッチ84mm)
適合ホイールマルケジーニM7/M10(適合確認済み)ほか
素材超ジュラルミン合金
税込価格4万4000円

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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