カウル換装と同時に細部アップデートを図る
2008年式K8のスズキGSX-R1000。純正パターンのカラーリングだから一見ノーマルにも思えるが、ヘッドライトやサイドに備わったカウルファスナーから、外装が換装されていることが分かる。しかし、このようにごく自然な感じでまとめられているのが、好印象をともなって見えている。
![画像1: カウル換装と同時に細部アップデートを図る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/3f2d0000f346a4006d4c593152127e5b4a67cd90_xlarge.jpg)
「この車両はその通り、外装をクレバーウルフさんのFRPカウルKITにして、ブレーキ関係もオールブレンボにして仕上げています。元々入庫時点で左右出しのマフラーとマルケジーニホイールは装着済みでした。それをオーナーさんが、ヨシムラの全日本レーサーが付けていたカウルが好きだということで。前々から来たかったということもあって、当店にいらしてカスタム化したんです。いい感じになったと思います」と、ブライトロジック・竹中さん。
竹中さんには歴代のヨシムラGSX-R1000レーサー(全日本ロードレース用も、鈴鹿8耐用も)の公道用レプリカ車を多く仕立ててきた手腕もある。さらに……。
![画像2: カウル換装と同時に細部アップデートを図る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/3fefa4828093f3b7ea10cfae01010b5d47ea2717_xlarge.jpg)
「K9くらいまでのモデルが、電制のエラーも出にくくてベースとしては使いやすい。その上でK5以降はスリッパークラッチも入っていますし、オートシフターを付ければほかに足すものはないくらい。そんな理由もあってか、この辺のモデルは長く乗る、なかなか手放さないという人が多いようですよ。あとクレバーウルフさんのカウルは取り付け精度も良くて、軽くなるのがいい。これもお勧めです」とのこと。
ベースとして好適な車両に、いいものは積極的に使うという考え、そしてオーナーの好きな車両のイメージがうまく組み合わさって進化したと言えるのが、この状態。その上でより軽く、ブレーキまわりのタッチや効きといった部分もアップデートされて、車両との親密さもより高まったはずだ。
Detailed Description 詳細説明
![画像1: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/ba06ec0f8c6fe9aa09dd61fb40e35f70e9992a30_xlarge.jpg)
外装はクレバーウルフの'09~GSX-R1000ストリートフルカウルに換装。耐久カウルをストリート向けに高強度にしていたもので、ヘッドライトもこのカウルに同梱されるPIAA H4バルブ。ミラーはマジカルレーシングのレーサーレプリカミラー・タイプ3ヘッドをチョイス。
![画像2: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/b8b2f4c325bda7c00f2365477c4d25da90ace677_xlarge.jpg)
クラッチをワイヤから油圧駆動化、マスターシリンダーもブレンボに置換されてタッチもアップデート。フロントマスターもブレンボだ。
![画像3: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/94a8f0f5595f41c4f0881fb222dd5e0c04415d7d_xlarge.jpg)
シートはスプリームシートに換装。このような小さなライダー用シートでも、製品を吟味すればホールド感や座り心地は高まる。リヤ側は小物入れスペースになっている。
![画像4: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/4d30213f904ed0c6eb556d0b726102d4d0f023dd_xlarge.jpg)
エンジンやフレームはノーマルで、クランクケース左右にヨシムラのエンジンスライダーを装着。ブライトロジックでは純正で十分という部分はそのまま生かし、アフターパーツの方が良い部分はそれを採り入れる姿勢で、その場合のパーツを吟味する目も鋭い。
![画像5: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/df35bd9731c9ce05a1b6416a9ab7dcf9d9076f9d_xlarge.jpg)
ブライトロジックでこのようにクレバーウルフ・カウルを積極的にGSX-Rシリーズやハヤブサに使うのは、取り付け精度の高さや純正並みの強度(振動等に強い)、そして軽量という理由などから。純正ミラーやサイドスタンドも装着可能な点もそこに含まれる。
![画像6: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/5d4dfd605b240cfee3e701bb93be13c49b2aa083_xlarge.jpg)
フロントフォークはノーマルベース。フロントブレーキは今回手が入り、ブレンボ・ラジアルビレットキャリパー+ブレンボディスクに変更された。
![画像1: ブライトロジックGSX-R1000(スズキGSX-R1000)外装とブレーキの追変更を軸に、走りやすさをアップ【Heritage&Legends】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/6072c0b52ea4baf8a6819e3a26bb638da25ee720_xlarge.jpg)
![画像2: ブライトロジックGSX-R1000(スズキGSX-R1000)外装とブレーキの追変更を軸に、走りやすさをアップ【Heritage&Legends】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/9454ad4577ce6fb8d337745017cbe39f103ed1ef_xlarge.jpg)
3.50-17/6.00-17サイズの前後ホイールは、マルケジーニの10本スポーク鍛造、M10S。このホイールとヨシムラ・2エンドサイレンサーは今回の入庫前から装着されていたもので、マフラーはオーナーがそのサウンドが特に好きで付けたものとか。リヤショックはノーマルのまま。
![画像7: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/08/24/f840e29b3c620121c18acb6f9c876dd5db60adac_xlarge.jpg)
ステップはアグラス製のNC削り出し品。リヤブレーキはブレンボCNC・2Pキャリパー+サンスターディスク。前後タイヤはブリヂストンS22を履く。