ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」
ウイリーの人気製品のひとつ、GPZ900R用“ビレッドヘッドカバー”。このほど3D削り出しでリニューアルされたが、その経緯を聞くと、「前作を発売した約20年前は2.5次元までのマシニングセンタだったけれど、今は機械もソフトも更新して習熟していますから、3Dで高強度により軽くできるんです。ニンジャファンの皆さんにもそのメリットをお届けしたくて」と、富永保光代表。
同製品はもともと熱変形に強く軽量なAP2000材を使うが、3Dで厚みを均質に削れるようになった結果、外観の美しさはもとより、同社既存品比で約半分にまで重量を落とせた、というのもトピックになっている。
「AP2000は宇宙ロケットの燃料タンクにも使われる素材で、カスタムパーツで普及する2017材と比べ100℃以上高い、少なくとも200℃までの範囲で変形しないし強度が落ちない。高価だけどエンジンパーツにぴったりの素材なんです」(同)
同品は完全受注生産品。その機能はもちろんだが、背景も含め「愛車に装着する喜び」が味わえる逸品なのだ。
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![画像1: 高強度を保ちながら薄肉軽量化! ウイリーからGPZ900Rニンジャ用の3D削り出しヘッドカバーが登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/06/21/47e30e2759258f9252849acbd659dabee45eb633_xlarge.jpg)
![画像2: 高強度を保ちながら薄肉軽量化! ウイリーからGPZ900Rニンジャ用の3D削り出しヘッドカバーが登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/06/21/792c2a774d7ce2a50051d2ac6b23120dddb7134e_xlarge.jpg)
美しいカーブを描く切削痕は3Dマシニングセンタこそが表現できる部分。まさに機能美の最新進化系だろう。ミーリングされたウイリーのロゴも、カスタムファンなら垂涎の的だ。ウイリーの3Dヘッドカバーはほかに、ZRX1100用(17万6000円)もラインナップしているが、同品を装着したZRXエンジンをGPZ900Rの車体にスワップする場合は、GPZ側のタンクに当たり、加工が必要になることもあるそうだ。
![画像1: ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/06/21/919d7dfd0aa41333f9ed4a2a02df3c8a32ab312a_xlarge.jpg)
裏面の削り込みも一切妥協なし。上写真・ヘッドカバーガスケットのガイド部を見れば、その薄肉ぶりも分かるだろう。なお、排ガス規制のための2次エア導入機構は採用していないから、GPZ900RでもA14以降の排ガス対応モデルでは車検非対応となるので注意が要る。
![画像2: ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/06/21/7974a8349fd5b20370c01d3196b8ee57e1ad3cfb_xlarge.jpg)
SPECIFICATION
メーカー | ウイリー |
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製品名 | 3Dビレッドヘッドカバー |
対応車種 | GPZ900R |
素材 | AP2000 |
価格 | 18万7000円 |