400cc=4気筒、って時代が確かにあった。けれど、現行モデルの4気筒モデルは1992年デビューのホンダCB400SFの一機種のみ。CB400SFデビューから20年、新世代400ccは海外仕様500ccと基本設計を共にしたツインスポーツだった。
文:中村浩史/写真:折原弘之
※この記事は月刊オートバイ2021年5月号に掲載した「現行車再検証」を一部加筆修正しています。

ホンダ「CBR400R」カラーバリエーション

グランプリレッド

画像1: ホンダ「CBR400R」カラーバリエーション

パールグレアホワイト

画像2: ホンダ「CBR400R」カラーバリエーション

マットアクシスグレーメタリック

画像3: ホンダ「CBR400R」カラーバリエーション

【アンケート】 あなたはどのカラーが好きですか?

お好きなカラーをポチっとお選びください!投票後、集計結果がご覧いただけます!

  • 画像2: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    グランプリレッド
  • 画像3: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    パールグレアホワイト
  • 画像4: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    マットアクシスグレーメタリック
  • 画像5: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    グランプリレッド
    34
    672
  • 画像6: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    パールグレアホワイト
    37
    731
  • 画像7: ホンダ「CBR400R」ツーリング・インプレ
400ccのメリットとは? ミドルクラス2気筒スポーツの存在意義を考える【現行車再検証】
    マットアクシスグレーメタリック
    28
    547

投票ありがとうございました!

ホンダ「CBR400R」足つきチェック

シート高:785mm
ライダーの身長:178cm

画像1: ホンダ「CBR400R」足つきチェック

シート高は785mmとCB250Rよりも低い。シートと内ももが当たる部分がシェイプされているから足が降ろしやすく、足つき性はかなりいい。ハンドル位置は初期モデルより低く前方になり、上半身の前傾は少しだけ増した。

画像2: ホンダ「CBR400R」足つきチェック

ホンダ「CBR400RR」各部装備・ディテール解説

海外仕様500ccシリーズと同時開発で、2013年に発売されたのがCBR400R/CB400F/400Xの3モデル。ネイキッドモデルのCB400Fは生産終了してしまったが、CBR400R/400Xはマイナーチェンジを受けて販売が続けられている人気モデルで、CBR400Rは2度のチェンジを受け、厳密には現行モデルが3代目。

本文中でも触れたが、この3モデルは基本骨格を同一としてバリエーションを作る手法で、700cc、のちに750ccとなったNCシリーズとイメージが共通している。3モデルのモジュール化設計で、価格を下げ、モデルバリエーションを増やせるコンセプトとしているのだ。

画像: ツリ目デザインを採用したフロントカウルは低くマウントされ、テールアップされたリアデザインによって、かなりスポーティさを増した車体デザイン。ハンドリングも、やや前がかり、シャープ方向に振れている。

ツリ目デザインを採用したフロントカウルは低くマウントされ、テールアップされたリアデザインによって、かなりスポーティさを増した車体デザイン。ハンドリングも、やや前がかり、シャープ方向に振れている。

画像: CB500シリーズ用に設計された水冷DOHCツインを400ccとしたパワーユニット。180度クランクのツインでバランサーを内蔵、あえてピークパワー発生回転域を9000rpmと抑えめにして、ボア67mmはCBR600RRと共通。パワー感、高回転の回り込み、トルク特性とも、すべてちょうどいいフィーリングで、サーキットのようなシーンでなければ、パワー不足を感じることはない。今回の取材での実測燃費は約28km/Lという高水準!

CB500シリーズ用に設計された水冷DOHCツインを400ccとしたパワーユニット。180度クランクのツインでバランサーを内蔵、あえてピークパワー発生回転域を9000rpmと抑えめにして、ボア67mmはCBR600RRと共通。パワー感、高回転の回り込み、トルク特性とも、すべてちょうどいいフィーリングで、サーキットのようなシーンでなければ、パワー不足を感じることはない。今回の取材での実測燃費は約28km/Lという高水準!

Φ320mmのペタルディスクにABSを標準装備。フォークはΦ41mmの正立タイプで、軽くよく動く印象。マイナーチェンジではリアサスがグレードアップ。乗り心地がイイ!

画像: リアディスクはφ240mmのペタルディスクに片押し1ピストンキャリパー。スイングアームは70×30mmサイズのスチール角断面でタイヤは前後ともZレンジのラジアル。

リアディスクはφ240mmのペタルディスクに片押し1ピストンキャリパー。スイングアームは70×30mmサイズのスチール角断面でタイヤは前後ともZレンジのラジアル。

画像: 音量はかなり抑え目ながら、迫力ある、パルス感のあるサウンドを目指したというツインポートのテールパイプ。ディスクローターは前後ともペータルタイプを採用している。

音量はかなり抑え目ながら、迫力ある、パルス感のあるサウンドを目指したというツインポートのテールパイプ。ディスクローターは前後ともペータルタイプを採用している。

画像: オーソドックスなフルカウルから、デザインが過激になったフロントカウル。ツリ目デザインでエアダクトを備え、LEDのコンパクトなウィンカーはカウルに穴を開けない位置へ。

オーソドックスなフルカウルから、デザインが過激になったフロントカウル。ツリ目デザインでエアダクトを備え、LEDのコンパクトなウィンカーはカウルに穴を開けない位置へ。

画像: マイナーチェンジで、ハンドルはトップブリッジ下に移動してクリップオン。ライダーからは低く、遠くマウント。けれど上半身の前傾はまったくキツくなく、ここでも「ちょうどいい」。

マイナーチェンジで、ハンドルはトップブリッジ下に移動してクリップオン。ライダーからは低く、遠くマウント。けれど上半身の前傾はまったくキツくなく、ここでも「ちょうどいい」。

画像: メーターもフルデジタルに一新。ギアポジションインジケーター付きでタコメーターをコンパクトに配置し、オド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費、タコメーターもデジタル表示できる。

メーターもフルデジタルに一新。ギアポジションインジケーター付きでタコメーターをコンパクトに配置し、オド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費、タコメーターもデジタル表示できる。

画像: ライディングポジションに合わせてか、左右のふくらみを増し、アグレッシブなデザインとしたタンク。細すぎない形状がニーグリップしやすかった。容量は2L増量された。

ライディングポジションに合わせてか、左右のふくらみを増し、アグレッシブなデザインとしたタンク。細すぎない形状がニーグリップしやすかった。容量は2L増量された。

画像: タンデムシート下にはETC車載器が入るスペースがあり、ヘルメットホルダーは別体式ではなく、シート裏フックにひっかけてシートごと止めるタイプ。テールランプはLED。

タンデムシート下にはETC車載器が入るスペースがあり、ヘルメットホルダーは別体式ではなく、シート裏フックにひっかけてシートごと止めるタイプ。テールランプはLED。

ホンダ「CBR400R」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2080×755×1145mm
ホイールベース1410mm
最低地上高130mm
シート高785mm
車両重量192kg
エンジン形式空冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク67.0×56.6mm
圧縮比11.0
最高出力34kW(46PS)/9000rpm
最大トルク38N・m(3.9kgf・m)/7500rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜30′
トレール量102mm
タイヤサイズ(前・後)120/70 17・160/60 17
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格80万8500円(消費税10%込)

文:中村浩史/写真:折原弘之

This article is a sponsored article by
''.