1998年に、ワインディングロード最速のコーナリングマシンとして登場したR1。世界をリードし続けるR1の変遷史を当時の試乗記をもとに振り返ってみよう。今回は2012年型を紹介する。

ヤマハ「YZF-R1」(2012・RN23N)各部装備・ディテール解説

画像: ヘッドライトの開き角を従来より広げ、ノーズ先端を高くセットしたフロントマスク。

ヘッドライトの開き角を従来より広げ、ノーズ先端を高くセットしたフロントマスク。

画像: センターアップマフラーはライバルのCBR1000RRも2008年型から採用しておらず、既にスーパースポーツ勢ではR1は少数派だった。

センターアップマフラーはライバルのCBR1000RRも2008年型から採用しておらず、既にスーパースポーツ勢ではR1は少数派だった。

画像: トラクションコントロールの介入レベルはインストルメントパネル右側の液晶画面に表示されるバーグラフ式メーターで確認できる。TCSの介入段数はハンドル左側のアップ&ダウンボタンでチェンジすることが可能。

トラクションコントロールの介入レベルはインストルメントパネル右側の液晶画面に表示されるバーグラフ式メーターで確認できる。TCSの介入段数はハンドル左側のアップ&ダウンボタンでチェンジすることが可能。

YCC-T制御マップ、FI 噴射マップ、点火時期マップを見直したエンジン。TCSとの相乗効果で発進特性や中低
速域でのコントロール性がアップした。

ラジアルマウント6ピストン4パッドの対向モノブロックキャリパーとΦ310mmローターの組み合わせは変更なし。

逆トラス型のスイングアームは、アーム部からエンド部外側がCFダイキャストにより一体成型されている。

YZF-R1をモチーフに裏面リブ形状を新設計して剛性バランスの最適化を図ったアルミ製トップブリッジ。

両端のポジションランプが新たにLED化され、グリル下側に導光板を新設。点灯時にはアイラインのように光る。

先代の基本デザインはそのままに、トラクションコントロールの介入度を表示するバーグラフが新たに加わった。

着座位置を変更したシート。ハンドルポジションを5mm後退し、操作性のみならず市街地での快適性を向上。

サイレンサーのテールキャップを3角形から6角形に変更。マフラーガードもコンパクトなデザインとなった。

ヤマハ「YZF-R1」(2012・RN23N)主なスペック

全長×全幅×全高2070×715×1130mm
ホイールベース1415mm
シート高835mm
車両重量(装備)206kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク78.0×52.2mm
圧縮比12.7
最高出力182PS/12500rpm
最大トルク11.8kgf・m/10000rpm
燃料タンク容量17.5L
変速機形式6速リターン
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク

This article is a sponsored article by
''.