スズキ「GSF1200」(GV75A・1995~1999年)
![画像: ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 97PS/8500rpm ●9.8kg-m/4000rpm ● 208㎏●120/70ZR17・180/55ZR17 ● 79万8000円 ※諸元の並び順:●エンジン形式●排気量●最高出力●最大トルク●乾燥重量●タイヤサイズ前・後●発売当時の新車価格(以下同じ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/14/b91559bb8418108e7e0862d0adb9389c62988c86_xlarge.jpg)
●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 97PS/8500rpm ●9.8kg-m/4000rpm ● 208㎏●120/70ZR17・180/55ZR17 ● 79万8000円
※諸元の並び順:●エンジン形式●排気量●最高出力●最大トルク●乾燥重量●タイヤサイズ前・後●発売当時の新車価格(以下同じ)
小型かつ軽量ボディにパワフルな油冷ユニットを搭載
スズキはネイキッドブームの回答として、GSF1200を1995年に発売。「走りのネイキッド」を謳ってリアにリンク式モノショックを採用し、車体のコンパクト化を進めることで208kgの乾燥重量を達成している。
GSX-R1100のエンジンをベースにボアを1mm拡大して排気量を1156ccとし、カムの変更やキャブレターの小径化、排気系の見直し、低圧縮比化により当時の国内自主規制値である97PSを発揮する。
スズキ「INAZAMA1200」(GV76A・1998~1999年)
![画像: ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 100PS/8500rpm ●最大トルク:10.0kg-m/4500rpm ● 208㎏ ● 120/70ZR17・170/60ZR17 ● 79万8000円](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/14/001aba4d4577df192cbcbf02482d2b4d31326872_xlarge.jpg)
●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 100PS/8500rpm ●最大トルク:10.0kg-m/4500rpm ● 208㎏
● 120/70ZR17・170/60ZR17 ● 79万8000円
オーソドックスなスタイルのシリーズ長兄
多くのライダーにオーバー1リッターを楽しんでもらうため、手の届きやすい価格で登場したイナズマ1200。乾燥重量はライバルたちよりも軽い208kgに仕上がっている。フレーム形状は400、750のシリーズ3台とも共通で、1200では燃料タンク下のセクションを強化。
エンジンはGSF1200 をベースにキャブレターをTPS付きCVK32に変更し、エアクリーナ一の容量拡大などによって最高出力は100PSに増加。
スズキ「BANDIT1200/1200S」(GV77A・2000~2007年)
![画像: バンディット1200S(2000年3月) ●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 100PS/8500rpm ●最大トルク:9.5kg-m/6500rpm ● 218㎏ ● 120/80ZR17・180/50ZR17 ● 84万8000円](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/14/f6aa0d821b5beaaf2759b0893cb9c649b2062580_xlarge.jpg)
バンディット1200S(2000年3月)
●油冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1156cc ● 100PS/8500rpm ●最大トルク:9.5kg-m/6500rpm ● 218㎏
● 120/80ZR17・180/50ZR17 ● 84万8000円
油冷エンジン搭載でスポーツ路線を突き詰める
GSF1200は2000年にモデルチェンジを行い、車名を輸出仕様と同じバンディットに統一。ステアリングヘッドとシートレールを直線的に結んだスポーティなフレーム形状やリアサスのリンク比変更など、車体の変化が目につくが、エンジンもシリンダー別の点火時期制御、力ムプロファイル変更、オイルポンプ/ ピストンジェット改良、ミッションレシオ見直し、TPS付きBSR36キャブレター装備など、126カ所に手が加えられた。カウル付きのSもラインアップされ、発売当時の新車価絡は1200は81万9000円、カウル付きのSは84万8000円。
![画像: バンディット1200 (2000年3月) シート高はGSF1200/Sに比べて20mmダウンの775mm。1200と1200Sはハーフカウル装備以外、ステップ位置やハンドルバーに違いはないが、1200は足回りを街乗りやワインディング重視のセッティングに変更。車重は4kg軽い214kg。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/14/c617770fe8beb732c52c91d69a3b2a46c9adeab0_xlarge.jpg)
バンディット1200 (2000年3月)
シート高はGSF1200/Sに比べて20mmダウンの775mm。1200と1200Sはハーフカウル装備以外、ステップ位置やハンドルバーに違いはないが、1200は足回りを街乗りやワインディング重視のセッティングに変更。車重は4kg軽い214kg。
![画像: バンディット1200 (GV79A・2006年3月) バンディット1200として初のモデルチェンジにより型式はGV79Aに。スイングアームが変更され、ホイールベースは50mm延長された。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/14/ef95c56472d195007b8fe13512de5e8bd8e09194_xlarge.jpg)
バンディット1200 (GV79A・2006年3月)
バンディット1200として初のモデルチェンジにより型式はGV79Aに。スイングアームが変更され、ホイールベースは50mm延長された。
※この記事は、月刊『オートバイ』2020年12月号別冊付録「RIDE」の特集を一部加筆修正したものです。