きれいなルックス同様にスムーズな作動も作り込む
リッタークラスにレーサーレプリカという思想を持ち込んだ、スズキGSX-R1100(初出は’86年G型)。単体でも軽量で130psとハイパワーな油冷1052cc直4エンジンや乾燥197kgと軽量な車体は、リッタースーパースポーツの概念を築き上げていった。
そんな油冷GSX-Rをベースにしたのが、ブライトロジックによる車両。初代G型のカラーもそのまま、初代同様の前後18インチ仕様。大きく違うのは、ノーマルではアルミ地の色そのままだったフレームがブラックになっていること。これは今回の再入庫で行われた最大の変更点だ。
![画像: きれいなルックス同様にスムーズな作動も作り込む](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/1517ebc33d14d98354c30eb03ed17a7c72d3aa99_xlarge.jpg)
ブライトロジック・竹中さんも製作中から「これはブラックフレームで進めるんですけど、すごく格好良くなりますよ」と話していたが、仕上がりもまさにその通り。外装のブルーもホイールのゴールドも一層引き立ち、全体も締まって見える。まさに美しいという言葉が似合う立ち姿になっている。
今回の作業ではあらかじめ別に用意したフレームとスイングアームをブラック化。そこに入庫した車両をバラした上で、すべてを載せ替えた。ヨシムラステップやインナーフェンダー、フロントフォークやリヤショックなど、各パーツは徹底洗浄。エンジンも汚れを落としてオーバーホールと再塗装で内外ともリフレッシュ、クラッチピストンも磨き直し、ワイヤハーネスもオーバーホールして……と新車レベルに仕立て直した。同時にブレーキスイッチなど、細かいパーツは新作、ホイールまわりはチェックし、全体にアップデートを加えている。こうした膨大ながらも地味、その上で繊細ながらも合理的に行う作業を“普通”と言う同店の真骨頂が表れていると言える。
今回新たに加えられたTMRキャブレターもこの仕様に好マッチしてスムーズなエンジン回転や良好なシフトも得たといい、まさに見て良し、走って良しという仕上がりになっている。
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Detailed Description 詳細説明
![画像: スクリーンは透明度が高く歪みもなく、内側からの視界が良好なスクリーンクラフト製(ブライトロジックで購入可能)を装着している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/887c62b00d9693ec879afb16494035938f57ba97_xlarge.jpg)
スクリーンは透明度が高く歪みもなく、内側からの視界が良好なスクリーンクラフト製(ブライトロジックで購入可能)を装着している。
![画像: メーターはノーマルでヨシムラ・プログレスメーターを追加、左右マスターはブレンボ・ラジアルポンプ。スロットルはアクティブ製。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/c36923b4c8c26052311e3bae70cd4c3cf8283291_xlarge.jpg)
メーターはノーマルでヨシムラ・プログレスメーターを追加、左右マスターはブレンボ・ラジアルポンプ。スロットルはアクティブ製。
![画像: アッパー/サイドカウルやサイドカバー、燃料タンクにミラーやウインカーはGSX-R1100(G)のノーマル。カラーリングも同様だ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/39822a43481351b77d2f7f945169bb582b729e86_xlarge.jpg)
アッパー/サイドカウルやサイドカバー、燃料タンクにミラーやウインカーはGSX-R1100(G)のノーマル。カラーリングも同様だ。
![画像: φ76×58mm、1052ccの油冷直4エンジンは今回1mmオーバーサイズ化(1080cc)して外観/内部ともリフレッシュ。クラッチ部も劣化しやすい油圧スレーブピストンやカバーもオーバーホールし、ワイヤハーネスのO/Hも合わせてエンジンともども作動性良好に仕立てる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/07808a29e75c4c3546579b35e8a97d2a09a40ad0_xlarge.jpg)
φ76×58mm、1052ccの油冷直4エンジンは今回1mmオーバーサイズ化(1080cc)して外観/内部ともリフレッシュ。クラッチ部も劣化しやすい油圧スレーブピストンやカバーもオーバーホールし、ワイヤハーネスのO/Hも合わせてエンジンともども作動性良好に仕立てる。
![画像: キャブレターは今回、ノーマルのST34SSからTMR-MJNφ40mmに変更された。フレームも今回リフレッシュしてブラック仕上げされている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/f4fcd91d12f1d80d555418919814567328bbef18_xlarge.jpg)
キャブレターは今回、ノーマルのST34SSからTMR-MJNφ40mmに変更された。フレームも今回リフレッシュしてブラック仕上げされている。
![画像: φ41mmのフロントフォークはノーマルベースで今回洗浄等行う。フロントブレーキはブレンボ4Pキャリパー+サンスターディスクの組み合わせ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/cacf32bf2b404a059c26c914f9631b37a7f3f7b1_xlarge.jpg)
φ41mmのフロントフォークはノーマルベースで今回洗浄等行う。フロントブレーキはブレンボ4Pキャリパー+サンスターディスクの組み合わせ。
![画像: アルミ角型スイングアームはノーマルをブラックアウト。ドライブチェーン/スプロケット(HCSプレミアム)はRKで、520サイズ化している。排気系はヨシムラ・チタンフルエキゾーストで、サイレンサーはアルミ。ホイールは前仕様から継続してゲイルスピードType-Sを使い、フロントは2.75-18、リヤは[純正:4.00-18→]4.50-18サイズ。リヤブレーキはGSX-R1100ノーマルの2ピストンキャリパー+サンスターディスクという構成になっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/10/1539cf665c4311dcd477c35cf580bda22fc6dbc2_xlarge.jpg)
アルミ角型スイングアームはノーマルをブラックアウト。ドライブチェーン/スプロケット(HCSプレミアム)はRKで、520サイズ化している。排気系はヨシムラ・チタンフルエキゾーストで、サイレンサーはアルミ。ホイールは前仕様から継続してゲイルスピードType-Sを使い、フロントは2.75-18、リヤは[純正:4.00-18→]4.50-18サイズ。リヤブレーキはGSX-R1100ノーマルの2ピストンキャリパー+サンスターディスクという構成になっている。