写真、レポート:HIRO ARIMORI
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ホンダの社員有志が集結! 各部署の技術を活かしたCB1000Fカスタム

HONDA
CB1000F CRAFT+
今年の「Honda モーターサイクル ホームカミング 熊本 2026」会場内の数ある展示車両の中でもひときわ注目を集めていたマシンがあった。鮮やかな赤と白のカラーリングから、来場者の中には、ひと目見てCB1300スーパーフォアだと思った人も多いだろう。しかし、よく見るとベースとなっているのはCB1000F。その意外性も、来場者の関心を引いていた。

この特別な車両を製作したのは、本田技研工業の社員有志によるチーム「CRAFT+(クラフトプラス)」。塗装や製造など、さまざまな部署のメンバーが集まり、CB1000Fがリリースされた昨年、この車両の製作プロジェクトがスタートしたという。



足まわりにはCB1000ホーネットSPのパーツを使用。ゴールド仕上げの倒立フォークとホイールが、華やかな印象を演出している。さらに、フロントブレーキキャリパーにはブレンボ製のラジアルマウントタイプ、リアショックにはオーリンズ製を採用。見た目の豪華さとともに、走りへのこだわりも感じさせる仕上がりだ。


また、ステップやタンデムステップ、スイングアームなどにも、市販車とは異なる塗装やバフ掛けが施されていた。純正の良さを活かしながら、細部にまで手を加えているのが特徴だ。
2眼風メーターカバーは3Dプリンター製! 塗装部門が仕上げた赤白カラーにも注目




カスタムは足まわりだけにとどまらない。コックピットで目を引く2眼風のメーターカバーは、なんと社内の3Dプリンターで製作したものだという。作り手の遊び心と工夫が光るポイントだ。



そして、この車両最大のアイキャッチとなっているのが、赤と白のいわゆる「BIG-1カラー」だ。塗装を担当したのは、同社の塗装部門。メーカーの職人が手掛けた仕上がりは、思わず純正カラーと見間違えてしまいそうなクオリティである。


CB1300SFを思わせる配色を、CB1000Fのスタイリングに巧みに落とし込んだこの1台。冒頭のように、ひと目見ただけでは1300だと思ってしまうのも無理はないだろう。
普段は市販車両の製造などに携わる社員たちが、「こういったカラーやカスタムがあっても面白いよね」というアイデアを実際にカタチにする、その熱意と技術力には感心させられる。また、こうした社員の試みを認め、イベントで披露する場を設けたホンダの姿勢にも拍手を送りたい。
またがって記念撮影も! 来場者との交流から広がる次のアイデア

イベント当日は車両を展示するだけでなく、またがって記念撮影を行なうこともできた。さらに、製作メンバーが直接来場者の意見や要望を聞くなど、ブースはファンとの交流の場としても盛り上がっていた。
CRAFT+のリーダーを務める堀井さんは、今後の活動について次のように語ってくれた。
「機会があれば地域のお祭りやバイクイベントなどで、このCB1000Fを多くの方に見ていただきたいですし、今後もバイクに興味を持ってもらうきっかけになるようなバイクを製作したり、乗っている人も乗っていない人も楽しめるような企画・車両を作っていきたいと思います」
作り手の情熱と遊び心が詰まったCB1000Fは、バイクの楽しさを伝えるとともに、メーカーの社員とファンをつなぐ1台にもなっていた。CRAFT+が次にどのようなアイデアを形にするのか、今後の活動にも注目したい。
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