BMW「F450GS」各部装備・ディテール解説


GSシリーズのフラッグシップ、R1300GSのDNAを感じさせるスタイリング。日本仕様は「エクスクルーシブ」「スポーツ」「GSトロフィー」の3タイプを用意。全グレードにクイックシフター、ライディングモード、ハンドガードが標準装備されるほか、「スポーツ」にはスポーツサスペンションが「GSトロフィー」にはさらにERCやエンジンアンダーガードも備わる。

X字シェイプのDRLを備えたライトデザインはR1300GSを思い起こさせるもの。試乗車の「GSトロフィー」はスモークタイプのラリー・ウインドスクリーンが標準装備となり、ハンドガードはホワイトとなる。

テールランプとウインカーはともにLEDで、ナンバーステー上にマウントされる。純正アクセサリーとして、ラゲッジラックやサイドバッグ、トップケースなども用意されている。

ハンドルは全グレードともにゴールド仕上げのテーパーバー。兄貴分と同様、メニュー選択を簡単にできるホイールコントローラーを左スイッチボックス脇に備える。グリップヒーターも標準装備。


スタンダードのシートはセパレートタイプだが、ライダー側のシート高を15mm下げるローシートや、ライディングポジションの自由度を高める、一体型のラリーシート(シート高は20mm高くなる)など、アクセサリーも豊富に用意されている。ETC2.0車載器は標準装備。



6.5インチのフルカラーTFTメーターはBMW車の定番装備。ライディングモードはロード、レイン、エンデューロ。ERC(イージー・ライド・クラッチ)搭載車の場合、停車時にローギアになっていないとメーター上に警告が表示される。

独創的な135度クランクを採用した2気筒エンジンは48HPを発揮。サウンドはフラットツインを思わせる太めのもので、パワー特性はフラット。オンオフ問わず、スロットルを開けた分、自在にパワーを取り出せる、扱いやすいエンジンだ。GSトロフィーのアンダーガードはアルミ製。

エンジン後端にサブチャンバーをレイアウトすることで、サイレンサーは非常にスリムでコンパクト。「スポーツ」と「GSトロフィー」にはワイドなフットペグである「エンデューロ・フットレスト」が標準で備わる。


注目の新機構がGSトロフィーに標準装備される「ERC(イージー・ライド・クラッチ)」。遠心クラッチを進化させたシステムで、発進や変速、低速走行時にクラッチ操作を不要とするもの。渋滞時や未舗装路など、クラッチワークが負担になりやすい場面で威力を発揮する。クイックシフターの「Shift Assistant Pro」との組み合わせにより、クラッチレバーを使わずシームレスなシフトチェンジも可能だ。

フロントフォークはKYB製の倒立で、スポーツサスペンション仕様はコンプレッション、リバウンドの減衰力調整が可能。ブレーキキャリパーもブレンボ製で、パーツはいずれも一級品。標準装着タイヤはMAXXISの「MAXXPLORE」。

リアショックもKYB製で、スポーツサスペンションではイニシャル調整とリバウンド調整が可能な仕様となっている。ショックユニットは車体右サイドにオフセットして装着される。

スイングアームはアルミ製。アームを長くとることで路面追従性を高めている。ホイールは星形デザインのキャストが標準だが、オプションでチューブレスタイヤに対応するクロススポークホイールも用意されている。
BMW「F450GS」主なスペック・燃費・価格
| 全長×全幅×全高 | 2161×869×1210mm |
| ホイールベース | 1465mm |
| シート高 | 845mm |
| 車両重量 | 178kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 420cc |
| ボア×ストローク | 72×51.6mm |
| 圧縮比 | 13.0 |
| 最高出力 | 35kW(48HP)/8750rpm |
| 最大トルク | 43Nm(4.38kgf・m)/6750rpm |
| 燃料タンク容量 | 約14L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 61.9° |
| トレール量 | 115mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・130/80-17 |
| 燃料消費量(WMTC) | 26.3km/L |
| 乗車定員 | 2名 |
| メーカー希望小売価格 | 96万1000円~103万3000円(消費税10%込) |
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