メーカーが威信をかけて最先端を追求したSS(スーパースポーツ)の歴代マシンを各メーカーごとに振り返る【スーパースポーツ歴伝】。今回はヤマハのSS、YZF-R1の2004-2012年をプレイバックしてみよう。

まとめ:オートバイ編集部
▶▶▶写真はこちら|ヤマハ「YZF-R1」(2004-2012)

ヤマハ「YZF-R1」(2004)

画像: YAMAHA YZF-R1 2004年 輸出車

YAMAHA
YZF-R1
2004年
輸出車

ユーザーを満足させる性能とスタイリングを両立

Moto GPマシンYZR-M1の設計思想を取り入れ、剛性をアップさせたデルタボックスV(Victory)フレームを新設計。エンジンもショートストロークとなる77×53.6mmのボア・ストロークやコンパクトな燃焼室新ユニットで最高出力が172PSにアップ。

高い運動性能に対応するべくブレーキにはラジアルマウントキャリパーを採用。スタイリングも2眼4灯の新作ヘッドライトやセンターアップタイプの2本出しマフラーが採用された。

画像1: ヤマハ「YZF-R1」(2004)
画像2: ヤマハ「YZF-R1」(2004)
画像3: ヤマハ「YZF-R1」(2004)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC5バルブ並列4気筒 ●総排気量:998cc
●最高出力:172PS/12500rpm ●最大トルク:10.6kgf・m/10500rpm 
●車両重量:172kg(乾燥) ●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/50ZR17

ヤマハ「YZF-R1」(2006)

画像: YAMAHA YZF-R1 2006年 輸出車

YAMAHA
YZF-R1
2006年
輸出車

上級仕様のSPモデルが追加

この年はエンジン及び車体関連の熟成を図りポテンシャルアップ。エンジンは吸気効率の徹底的な見直しを図ることで175PSを発揮。フレームも内側の鋳造部分の板厚を薄肉化することで最適化、スイングアームは前後長を16mm拡大したロングタイプが採用された。

この年にはサーキットパフォーマンスをより高めたスリッパークラッチやオーリンス製サスペンション、マルケジーニ製前後ホイールなどの装備を採用した上級モデル「YZF-R1 SP(欧州 500台/他仕様含め計1330台)」も発売された。

画像1: ヤマハ「YZF-R1」(2006)
画像2: ヤマハ「YZF-R1」(2006)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC5バルブ並列4気筒 ●総排気量:998cc
●最高出力:175PS/12500rpm ●最大トルク:10.9kgf・m/10500rpm 
●車両重量:172kg/174kg(乾燥) ●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/50ZR17

ヤマハ「YZF-R1」(2007)

画像: YAMAHA YZF-R1 2007年 輸出車

YAMAHA
YZF-R1
2007年
輸出車

歴代最強の180PSでクラス最強の走りを

フルモデルチェンジを果たし登場した5代目は、これまでの5バルブだったエンジンを4バルブに変更し、歴代最強となる180PSを発揮。

量産車初の可変スロットルの電子制御インテーク(YCC-I)や電子制御スロットル(YCCT)、市販車初のラジアルマウント6ポットキャリパーの採用などMotoGPテクノロジーを惜しみなく投入。

画像1: ヤマハ「YZF-R1」(2007)

2眼4灯のフロントマスクも新デザインとなり、エアインテークも大型化。アッパーとサイドカウルのつなぎ目が張り出してウイング状フォルムとなった。

画像2: ヤマハ「YZF-R1」(2007)
画像3: ヤマハ「YZF-R1」(2007)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:998cc
●最高出力:180PS/12500rpm ●最大トルク:11.49kgf・m/10000rpm 
●車両重量:177kg(乾燥) ●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/50ZR17

ヤマハ「YZF-R1」(2009)

画像: YAMAHA YZF-R1 2009年 当時価格:141万7500円

YAMAHA
YZF-R1
2009年

当時価格:141万7500円

MotoGP直系のエンジンへ進化

ついに国内仕様として登場した6代目。最大のトピックはクロスプレーン型クランクシャフトを採用した完全新設計のエンジン。国内仕様ということで最高出力は145PSに設定されるが、車体構成は輸出仕様と共通で、R1ならではの走りは健在。

パワー特性を切り替えられる走行モード「ヤマハDモード」も用意された。スタイリングはエアインテークダクトの奥に内蔵されたプロジェクターヘッドライトが採用された。

画像1: ヤマハ「YZF-R1」(2009)
画像2: ヤマハ「YZF-R1」(2009)
画像1: ヤマハ「YZF-R1」(2004-2012)【スーパースポーツ歴伝・ヤマハ編】
画像2: ヤマハ「YZF-R1」(2004-2012)【スーパースポーツ歴伝・ヤマハ編】

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:998cc
●最高出力:145PS/11000rpm ●最大トルク:10.0kgf・m/10000rpm 
●車両重量:212kg ●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/55ZR17

ヤマハ「YZF-R1/ WGP50th Anniversary Edition」(2012)

画像: YAMAHA YZF-R1 2012年 当時価格:141万7500円

YAMAHA
YZF-R1
2012年

当時価格:141万7500円

画像: YZF-R1 WGP50th Anniversary Edition 当時価格:147万円

YZF-R1 WGP50th Anniversary Edition
当時価格:147万円

ヤマハ初のTCSを新たに採用

2012年モデルの最大のトピックはヤマハ初のスーパースポーツ用トラクションコントロールの採用。介入度はオフを含めて7段階に設定可能で、従来からのDモード3段階と合わせて21段階ものライディングパフォーマンスが選べるようになった。

FIやECUの変更でドライバビリティと燃費も向上。アッパーカウルの形状も変更され空力特性もアップ。写真のレッド/ホワイトの車体は120台限定で発売された世界選手権参戦50周年記念カラー。

画像1: ヤマハ「YZF-R1/ WGP50th Anniversary Edition」(2012)
画像2: ヤマハ「YZF-R1/ WGP50th Anniversary Edition」(2012)
画像3: ヤマハ「YZF-R1/ WGP50th Anniversary Edition」(2012)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:998cc
●最高出力:182PS/12500rpm ●最大トルク:11.8kgf・m/10000rpm 
●車両重量:206kg ●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/55ZR17

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