2012年モデル以降、カラー変更のみに留まっていたR1000。しかし8年ぶりに渾身のフルチェンジを行い、全面刷新を遂げた。モトGPマシン譲りの技術を還元し、海外仕様は大台突破の202PSをマーク。最もパワフルなL7が誕生したが…?

GSX-R1000/R(L7)各部装備解説

コンパクトな車体設計で操縦性を磨き上げた

車体全体を徹底的にコンパクト化し、軽快なハンドリングと高い操縦性を実現。新設計のアルミツインスパーフレームは約10%の軽量化を果たし、剛性バランスも最適化した。スイングアームも再設計され、トラクション性能と直進安定性の向上に貢献。

画像: GSX-R1000R

GSX-R1000R

足まわりは、GSX-R1000がSHOWA製BPF、上級のGSX-R1000RがSHOWA製BPFとBFRC-liteを採用する。

高回転域の伸びと中低速域の扱いやすさを兼ね備えるべく、新開発ユニット(下写真)にはボア76.0mm×ストローク55.1mmのショートストローク設計とした。

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回転の伸びを支えるSR-VVTと新世代バルブトレイン

吸気側にSR-VVT、バルブトレインにフィンガーフォロアー式を採用。SR-VVTは回転数に応じて吸気バルブのタイミングを変え、高回転域での充填効率とピークパワーを引き上げる。

画像3: スズキ「GSX-R1000」(2017-2025)|MotoGP技術の投入で究極進化【GSX-R 42年史】
画像4: スズキ「GSX-R1000」(2017-2025)|MotoGP技術の投入で究極進化【GSX-R 42年史】
画像2: GSX-R1000/R(L7)各部装備解説

一方、フィンガーフォロアー式は従来のバケットタペットより軽量で、バルブ追従性に優れるため、高回転化への対応力を高める。これらより、低中速の扱いやすさを残しつつ、上まで気持ちよく回る特性を実現した。

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IMUがライダーの操作をより賢く、より正確にする

IMUはバイクの姿勢や動きを検出するセンサー装置で、加速度センサーとジャイロセンサーを組み合わせて構成される。

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GSX-R1000/Rのような電子制御車では、コーナリングABSやトラクションコントロール、ウイリー抑制などの制御に用いられる。

画像5: GSX-R1000/R(L7)各部装備解説

多機能LCDを採用したメーターユニットは各種電子制御の設定が可能。Rモデルは黒背景に白文字の表示で、標準GSX-R1000とは見た目が異なる。

画像6: GSX-R1000/R(L7)各部装備解説

ライバルはヤマハ「YZF-R1/R1M」(2015年)

画像: YAMAHA YZF-R1/R1M

YAMAHA
YZF-R1/R1M

MotoGP直系の発想で刷新した2015年型。6軸IMUと多彩な電子制御を備え、上級仕様は電子制御サスも装備。サーキット性能と先進性を高い次元で両立した新世代スーパースポーツ。

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●排気量:998cc
●最高出力:200PS/13500rpm ●最大トルク:11.5kgf・m/11500rpm ●車両重量:199kg

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