1995年の開店以来、カスタムと車両整備を主業務としてきたブライトロジック。カスタムについてはお客さんの依頼のものも多い一方、ショーへの出展車両やショップとしての販売車両も非常に多く手がけてきた。そしてそのバリエーションも豊富だ。レーサーのレプリカあり、ヘビーカスタムや提案型もあり。レプリカについては代表・竹中さんがヨシムラメカニックだったこと、各車両の現車を知っていることもあって、その再現度が高い上に、今作るのだったらこうした方がいいなどのアクセントも加えてくれる。そうしたこともあって同店の車両は比較的スズキの歴代モデルが多い。GS750/1000にGSX1100Sカタナ、油冷GSX-R1100にR750。GSX-R1000シリーズやハヤブサもとあって、当欄でも多くを紹介してきた。

画像1: BRIGHT LOGIC GSX1100S(スズキGSX1100S)程度の良い車両をベースに要所に手を入れた18インチ改【Heritage&Legends】

そこでこの車両だ。販売車両として作られ、その後オーナーが決まったものだ。前後ホイールが換わりブレーキまわりも換わっているが、カタナのスタンダードに近い。

「これは仕入れた車両がきれいだったから、純正の雰囲気を壊さないように仕立てています。入庫してひと通り点検して、エンジンは調子が良かったので試乗してオイル漏れチェックとその対策をしました。車体もオーバーホールしてます。普通手の入らないような部分をきれいにして、ステムベアリングは交換してグリスをきちんと入れて。

ホイールは換装に合わせて前後18インチとしています。これだけで操安性が上がります。タイヤもブリヂストンBT46で、これはとても良くてバイクを良くすると言っていいほど。あとはブレーキを変えてマフラーを作ってといったところですよ」

整備しながらカスタムの手も入れる感じですと竹中さんは言うが、見るべき箇所は見て不足があれば手を入れ、同店では必須とするブレンボマスターのように、良くなる部分もプラスする。

このカタナではほかにハンドルロックを新しくしたり、一番動きが重要と竹中さんが言うステムもダブルナット止めに変更、灯火類のLED化と、細かい手も入る。スタンダードライクでありながらフルカスタム同様の手順が踏まれるのだ。

これまでの車両作りで聞いてきた話と合わせても、手を入れる箇所はフルカスタムでもライトであっても変わらない。ステアリングステムにホイールまわりなどベアリングが入る部分、スイングアームピボットのようにしっかり締め込んでもガタがなくすーっと動くようにしたい部分。ステムは前述のように止め方にも配慮する。

画像2: BRIGHT LOGIC GSX1100S(スズキGSX1100S)程度の良い車両をベースに要所に手を入れた18インチ改【Heritage&Legends】

エンジンの吹け上がりにスロットルの付き、ワイヤやホースの取り回し。ライダーが思うような操作がストレスなくできること、そのために必要な手を確実に入れる。レーサーでもストリートでも、新しいモデルでも往年のモデルでもそこは変わらないとも聞いた。

今回の車両はスタンダードに近いからこそ、狙いどころはより明確に分かるとも言えるだろう。そう考えると魅力はより増してくる。

ところで冒頭にブライトロジックが作る販売車両という言い方をしてきたが、これで分かるように、ただ車両が仕立てられるのではない。実のところはしっかりとした手が全面に入ったコンプリート車両と捉えていいねのだ。それがスタンダード寄りなのか、いわゆるコンプリートカスタム寄りになっているかというだけ。製作中に購入が決まれば相談の上でオーナーの好みに合わせた追加の手も入れられるので、そこは自在だ。

なお、車両製作の様子や車種はブライトロジックのブログに随時掲載されるから、車両がほしいと思うなら確認を。今回の話を聞いた’26年1月中旬時点ではカタナ・ファイナルエディションのフルノーマル車(ビカビカですとも竹中さん)が入庫したとのことで、これはそのノーマル状態で販売されそう。

こうしたレジェンドモデルが出てくるのも、ベース車をしっかり探しているからこそ。そしてその仕上がりは間違いなし。前述したように、連絡を起点にカスタム化の相談もできるから、いい車両を見つけたらぜひ早めに連絡したい。

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Detailed Description 詳細説明

画像1: Detailed Description 詳細説明

外装の状態も良くヘッドライトほか灯火類はLED化。フロントマスターはブライトロジックではコントロール性や効きの点で交換必須とするブレンボ・ラジアルで鍛造のレーシングを選択。クラッチは調整のしやすいdominoとした。

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燃料タンクやカウルなど外装の状態も良く、スタンダード仕立てにも問題はなかった。

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ステムナットはダブルナット止めに変更し、自然でスムーズな動きを得る。こうした細かいが重要な部分をきちんと組まれることにも注目したい。

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Φ72×66mmの1074cc直4エンジンは状態も良くノーマルを生かす。スチールダブルクレードルフレームも経年による汚れ以外は状態の良いものだった。

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キャブレターも負圧式の純正でパワーフィルター仕様でセットしている。

ステップもノーマル仕様。4-1で別体アルミサイレンサーをタンデムステップの下に吊る排気系はブライトロジックで新たに製作したものだ。

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フロントフォークは純正φ37mmをさび取りして使う。フロントブレーキはブレンボP4-40Rアキシャル4Pキャリパー+サンスター・ネオクラシックディスクΦ310。フロントの18インチ化は操縦安定性も良くなるとのことだ。

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リヤブレーキはブレンボP2-RS84キャリパーをブライトロジックサポートでマウントし、ブレンボ・セリエオロΦ220ディスクに組み合わせている。

画像8: Detailed Description 詳細説明

リヤサスは純正アルミスイングアームにオーリンズSU132ショックを組み合わせる。ホイールはPMCソード・ヘリテイジで19//17インチから前後18インチに換え、タイヤはブリヂストンBT46を履いた。

取材協力:ブライトロジック

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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