写真:渕本智信 まとめ:オートバイ編集部
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カワサキ「ゼファーχ」(2009)解説

KAWASAKI
ZEPHYR χ
2009年
空冷4気筒53PSの4バルブDOHCエンジンを搭載したカワサキ400ネイキッド最終型で、ラジアル17インチ足まわりとダブルディスクを備えたゼファーシリーズの掉尾を飾るモデル。
規制時代に磨き上げられた空冷4発ネイキッドの終着点
熟成の極みに達した“完成形のネイキッド”として仕上げられた最終世代機だ。空冷4バルブ399cc・53PSという基本パッケージは維持しつつ、規制対応をこなしながらも伸びやかな吹け上がりと扱いやすいトルク特性を両立し、足まわりやブレーキのセットアップ、カラー&グラフィックの細部に至るまで、「ゼファーとはこうあるべき」という答えを量産車レベルで具現化している点に“完成度”の高さがにじむ。

1996年
エンジン
399cc空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒は、2バルブのゼファー系エンジンをベースに燃焼室形状から見直され、CVK30×4キャブと高圧縮比により53PSを発生する高回転寄りの熟成ユニット。
カワサキ「400cc空冷直4」ヒストリー
Z400FX(1979年)

国産400として初のDOHC空冷4気筒を搭載。Z系譲りの堂々たる車格と高回転型のパワーで若者を熱狂させ、後の400マルチブームの震源地となった。
ゼファー(1989年)

Z1/Z2を想起させる丸目ネイキッドとして登場。「飾らない空冷4気筒」という新潮流を打ち出し、ネイキッドブームの火付け役となる。
ゼファーχ(1996年)

ゼファー400をベースに4バルブDOHC化。各部を新設計し、中高回転域の伸びと出力を強化しながら、空冷ネイキッドらしい素直さとトルク感を磨き上げた。
ゼファーχ(2009年)

環境規制に対応した最終期モデル。Z2風カラーなど伝統的スタイルを守りつつ、足まわりや各部を近代化。空冷キャブレター400ネイキッドの有終の美を飾るモデル。





