文:宮﨑健太郎 写真:本田技研工業、ヤマハ発動機、MFJ、JRR
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JSB1000からJ-GP3まで 5つのドラマが繰り広げられる!
日本最速の座を手に入れるため毎戦各クラスでライダーたちの熱い魂がぶつかり合う!
全日本ロードレース選手権の開催クラスは、1000cc中心のJSB1000とST1000、600ccのST600、そして250ccのJ-GP3の4ジャンルで構成されている。
なお開幕戦(もてぎ)を除く6戦では、MFJカップとして250cc市販公道車ベースのJP250が併催される。同じ公道車ベース1000㏄中心のJSB1000とST1000の違いは改造範囲にあり、ファクトリーマシンも参戦する最高峰JSB1000の方が改造範囲は広い。
J-GP3の参戦車両は純競技車両で、MotoGPのMoto3クラスでも活躍する市販レーサーのホンダNSF250Rがメインとなっている。
JSB1000

ST1000

ST600

J-GP3/JP-SPORT

誰が勝つかわからないスリリングなレース展開が魅力
ロードレースの全日本選手権がMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)によって開始されたのは、今から半世紀以上前の1967年のこと。欧米のモータースポーツ先進国に比べ本格的な国内選手権としての発足はだいぶ遅かったが、ライダーの成長の場として機能することで、世界選手権王者を含む、数多くの名手をこれまで輩出してきた。
現在の全日本ロードレース選手権は、2002年創設のJSB1000クラスを頂点に構成されている。それ以外のST1000、ST600、J-GP3の3クラスは参戦マシンおよびライダーの戦闘力が拮抗しているため、誰が勝つかわからない僅差の戦いが毎戦繰り広げられている。そのスリリングさは、観る者の心を自ずと熱くさせてくれるものだ。
JSB1000クラスは近年、13度の王者である誰もが認める実力者、中須賀克行(ヤマハ)を脅かす勢力の台頭ぶりが著しい。2025年度の全10戦中、ドゥカティを駆る水野涼が3勝、そしてBMWの浦本修充が2勝し、年間5勝の中須賀に次ぐランキング2、3位を獲得している。
そんなファクトリー仕様の日欧車の争いに割って入る、2020年王者で昨年度ランキング4位のキット車ユーザー、野左根航汰(ホンダ)の奮闘ぶりも、今年度のJSB1000クラスの見どころのひとつといえるだろう。
JSB1000は4月4日開幕! 戦いの舞台となるのは6つのサーキット!

各地を転戦し、白熱のタイトル争いを展開
開幕戦会場のもてぎは、サマーブレイク開けの8月末にも第5戦を開催。それ以外の5会場は、それぞれ年1戦開催となる。なお筑波は2013年を最後にJSB1000が開催されなくなり、2022年以降はST1000とST600の開催もなくなっているため、J-GP3、JP-SPORTのみ行われる。最終戦(鈴鹿)はMFJグランプリとして開催されるが、今年で第58回という伝統の大会だ。
※ 決勝2レース制
JSB1000クラス全10戦、ST1000クラス全6戦、ST600クラス全6戦、J-GP3クラス全6戦、
JP-SPORTクラス全6戦
サーキット初心者大歓迎! レースのチケットはネットで簡単ゲット!

アクセスはオートバイ、またはクルマが便利
開催される各サーキットの公式ウェブ経由で、前売り券を購入するのが主なチケット入手方法。また各コンビニ、各プレイガイドで前売り券を取り扱うケースもあるので、併せてチェックされたし。なお当日券も販売されているので、行きたい! と思ったらまず開催サーキットに問い合わせて、お出かけることをおすすめする。

全日本ロードレース全戦ライブを無料で観戦「motoバトルLIVE」

臨場感あふれる、嬉しいライブ配信!
一般的にインターネットを用いたモータースポーツの配信プログラムの多くは有料だが、全日本ロードレース選手権は全戦「motoバトルLIVE」のYouTubeチャンネルで無料で観戦できるのが嬉しいところだ。また、同時に視聴している同好の士と、チャットのコメント欄で交流しつつ、ライブ視聴を満喫するのも楽しい。なおオンタイムで見逃してもアーカイブ視聴も可能だ。
2026年から 「鈴鹿4時間耐久」と「希望ゼッケン」 制度が復活する!

若手ライダーの登竜門として長年親しまれていた「鈴鹿4時間耐久ロードレース」が、ついに2026年9月6日に復活! 8耐を目指す30歳以下ライダー中心の「8Hチャレンジクラス」をはじめ、「Funクラス」「Dクラス」で実施される注目の一戦だ。さらにMFJは今年から希望ゼッケン制を再導入。王者が「1」を背負うか、こだわりナンバーを貫くか――赤地ゼッケンに刻まれる思いに注目が集まる。


