1960年代に国産初の量産スクランブラーとして登場し、一大勢力を築いたホンダCLシリーズ。それから60年の時を経て、2023年にCL250/500が復活。レブル譲りのメカニズムにアップマフラーなどスクランブラーならではの装備をまとい、気軽に未舗装路へ踏み出す楽しさを提案する。
まとめ:オートバイ編集部 写真:ホンダ
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ホンダ「CL250」「CL500」(2026)のルーツは「ドリームCL250」(1968)

画像: Honda DREAM CL250 1968年

Honda
DREAM CL250
1968年

ドリームCL250が示した万能オフロード路線の完成形

CB250エクスポート系の空冷OHC並列2気筒249ccを搭載した「本格スクランブラー」がドリームCL250。CL72譲りのアップマフラーとフロント19/リア18インチのワイヤースポークホイールを組み合わせつつ、ショートストローク化された新設計エンジンにより、舗装路の高速クルージングからダート走行まで軽快にこなす万能さを持っていた。国産スクランブラーが成熟期を迎えた時代に、“完成度の高い1台”として位置づけられたモデルだ。

●主なスペック
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ並列2気筒
総排気量:249cc
最高出力:27PS/10000rpm
最大トルク:2.0kgf・m/8000rpm
燃料タンク容量:9L
タイヤサイズ前・後:3.00-19・3.50-18

一世を風靡したスクランブラー「CL」の名を伝承

近代的なオフロード専用モデルがなかった1960年代、一世を風靡したカテゴリーが"スクランブラー"。オンロード車をベースにアップマフラーやブロックパターンタイヤを装着し、未舗装路に対応したモデルたちだ。ホンダではスクランブラーに代々「CL」の名称を冠してきたが、近年は系譜が途絶えていた。

そんな中、2023年に登場したCL250/500で久々にCLが復活。レブルをベースにまさしくスクランブラーらしい装備を与えたモデルだ。

一大シリーズだっただけに歴代CLは数多く存在するが、元祖は1962年にデビューしたドリームCL72スクランブラー。国産量産車初のスクランブラーで、スーパースポーツのCB72をベースとする250cc空冷並列2気筒を搭載していた。

その後CLの名はベンリイCL90/125などにも拡大し、1968年に現行車と同名のCL250が市販化(正式名称はドリームCL250)。1970年にはフラッグシップのCL450も登場している。

以降は本格的なオフ車が隆盛し、CLは姿を消していく。1990年代には久々にCLを名乗るベンリィCL50、CL400が発売されたが、これらも2000年代初頭で絶版になった。

そして2023年、実に55年ぶりに「CL250」の車名が復活。スタイルは現代的に洗練されたが、気軽に未舗装路へ踏み入ることができる魅力は受け継がれている。

ホンダ・スクランブラーの原点

画像: Honda DREAM CL72 SCRAMBLER 1962年

Honda
DREAM CL72 SCRAMBLER
1962年

CB72系247cc空冷OHC並列2気筒を搭載した国産初の本格量産スクランブラー。アップマフラーやブロックタイヤを備え、オンロードスポーツの性能を保ったまま未舗装路も走れる多用途モデルとして人気を集めた。


ネオ・クラシック単気筒スクランブラー

画像: Honda CL400 1998年

Honda
CL400
1998年

ネオ・クラシック単気筒スクランブラー

XR系空冷4ストローク単気筒397ccを搭載したネオ・クラシック風スクランブラー。アップマフラー風のデザインやスポークホイールで往年のCLの雰囲気を再現しつつ、舗装路主体の軽快な日常バイクとして仕立てられている。

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