気軽に装着できるボルトオンパーツが百花繚乱のZ900RSのカスタム・マーケット。中でもそのハイエンドというべきは、ドレミコレクションが販売する外装セット群だ。代表の武さん自身が「コスプレカスタム」と呼ぶ、’80年代名車をオマージュしたそんな外装セットだが、ここに来て受注が好調だという。その理由を武さんに伺うことから、最新のZ900RSカスタム事情を紐解こう。
※本企画はHeritage&Legends 2026年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

ハイエンドパーツとして認知される外装セット

最初におさらいしておけば、それまでカワサキZ向けなどを軸にリプレイスパーツの開発・販売で知られてきたドレミコレクションが、ゼファー・シリーズ向けにZ風外装セットを最初に発売したのが’90年代後半のこと。現在のゼファー1100向けのZ2 STYLE、 同750とゼファー(400)/χにそれぞれ適応するZ2 STYLE/FX STYLE外装セットがそれにあたる。

以来、CB1100向けCB1100R風外装のTYPE-Rや、CB400SF向けCBX400F風TYPE-Xなど次々と発売。

画像: ▲写真は今回お話を伺ったドレミコレクション代表の武さん。

▲写真は今回お話を伺ったドレミコレクション代表の武さん。

もちろん、ここに紹介のZ900RS向け外装セット、Z1 STYLEとZ1000Mk2 STYLE(以下、Mk2 STYLE )はそんな同社の中核製品だ。

「それまで空冷Zでブランドを浸透してきた私たちドレミコレクションでしたから、Z900RSにもそのZの雰囲気をいかに忠実に再現するか、を主題にまずZ1 STYLEを開発しました。もちろん、それに惹かれたユーザーもいるのですが、一方で“空冷Zのことは知らないけれど、このスタイルが格好いい!”って買ってくれるユーザーが多い。作り手としてはあれ? という思いでしたが(苦笑)、それがZ900RSのリアルなオーナー像だったのかな」と、代表の武 浩志さんは振り返る。

武さんの意図通りではなかったものの、Z900RSが大ヒットして街に溢れる中で、Z1 STYLE外装セットは他車との圧倒的な差別化が図れる「ひとつ上のカスタムパーツ」として、今ではカスタムを楽しむ同車オーナーの間で認知される製品へと成長した。

今後の中古車の増加が人気の追い風になる?!

そして今、Z900RSのカスタム市場は、2026年は大きなターニングポイントとなりそうだ、と武さんは続ける。話を聞こう。

「ひとつはCB1000Fが発売されたこと。根っからのカワサキファンは動かないでしょうが、Z900RSを“気軽で乗りやすいネイキッドバイク”と捉え購入したユーザーには乗り換える人が出るでしょう。なにせCBは足着きもよく軽い。Z900RSのネガを潰したような出来映えですから。
一方で、好きで乗り続けるユーザーの中にも、5PSですがパワーアップして装備も充実した’26年型への乗り換え組が出る。私が懇意にするお客さんたちにも、そんな声は多く聞きます。そうしたオーナーたちは初期型を長く楽しんで来た人たちでもあり、愛車の車齢や走行距離が進んだことも乗り換え理由になっているようです。
ここにきてZ1 STYLE、Mk2 STYLEともに、外装セットの動きが良いのはそうしたことが理由となっているはずです。
乗り換えが始まりZ900RSの中古車が多く市場に流れ、新車との差額に余裕を感じて外装セット購入に至る層、ヤレが目立ち始めた外装をリフレッシュしようと考える層。いずれも、どうせならより個性的な、格好のよい外装にしたい。これはゼファーなどでも経験済みのロジックです」(同)

画像: 今後の中古車の増加が人気の追い風になる?!

武さんの言うロジックは、中でもMk2 STYLEが今春の発売以来好調なオーダーを積み上げていることでも窺える。冒頭の、Zのことはよく知らない──という層には、角タンク形状でガラリと雰囲気が変わるMk2 STYLEが人気となるのも道理だろう。

さらに書き足せば、今のところエンジンやシャシーに大きな弱点の見当たらないZ900RSだからこそ、次のカスタムの一手として外装の一新を考える層が広がるのは、中古車市場での今後のポテンシャルを考えれば言わずもがな。

「自分だけのZ900RS」を夢見るカスタムファンに、ドレミコレクションの外装セットは欠かせない存在なのである。

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取材時はワインレッド外装を 続々出荷中だった!

画像: 取材時はワインレッド外装を 続々出荷中だった!

ドレミのZ900RS向け外装セットには、この記事でご紹介のZ1 STYLE、Z1000Mk2 STYLEのほか、Z1000R STYLE、Ninja STYLEの4つのバリエーションがある。Mk2スタイルではルミナスブルーが人気で、取材時は遅れていたという写真の武さんが持つルミナスワインレッドのセット予約分がまさに出荷の真っ最中だった。

Z900RS “Z1000 Mk.2 Style”

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ドレミコレクションの最新外装セット組み込み車がこのZ1000Mk.2 STYLE。セットには塗装済みのルミナスブルーとルミナスワインレッドの2色(各46万2000円)のほか無塗装セット(33万円)もある。セット内容はスチールタンク/サイドカバーフロントセクション/サイドカバー/テールカウル/シートAssy/専用フェンダーレスKit/LEDテールランプ/角リフレクター/メッキフロントフェンダーのほか、各種取り付けステーを同梱。

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Z1000Mk.2のフォルムを見事に落とし込んだ外装セット。スチールタンク容量は約17L。Mk.2LEDウインカーは別売で6050円/1個(要・ウインカーステー:1540円、ワイドワットウインカーリレー:2750円/各1個)だ。

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ジェネレーターカバーとポイントカバーは同社市販品をベースにワンオフしたプロトタイプ。

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JMCA認証フルエキゾースト スタンダードタイプ(18万7000円)はフェイクツインショックTOMOタイプ(3万800円)と組み合わせる。メッキフロントフェンダーは1万6500円だ。

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Z900RS “Z1 Style”

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Z900RS向け外装セット第1弾がZ1 STYLEだった。こちらは別売のスチールインナータンク(5万4780円)に全6色の塗装済み(各17万500円)と無塗装(8万7780円)の外装カバーセットを選びまとわせるタイプ。セット内容はZ1 Styleタンクカバー+専用取り付けステー/サイドカバーフロントセクション/サイドカバー/テールカウルで、ほかにフェンダーレスKit(1万6500円)あるいは鉄メッキリアフェンダー(4万3780円〜5万3800円)が要る。

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Z1 STYLEはスチールタンクにFRPタンクカバー(以外のカバー類はABS樹脂)を被せる。Z1 STYLE専用シート(2万8600円)と専用グラブバー(1万4300円)も別売品だ。

画像6: Z900RS “Z1 Style”
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スチール製のJMCA公認4本エキゾーストマフラーは〜’21年型対応品で34万1000円。

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前後ホイールはドレミが販売中のダイマグ製アルミ鍛造のUP7XでサイズはF3.50-17/R:5.50-17。価格は前後セットで39万6000円。ウインカーリレー付きのZ1 LEDウインカーセットは5万1150円でステーは別売となる。

取材協力:ドレミコレクション

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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