ベーシックルックスのすみずみまで手を入れるカフェZ

画像1: ベーシックルックスのすみずみまで手を入れるカフェZ

国内最大の2輪ドラッグレース、JD-STERにはVSB=ヴィンテージ・スーパーバイクと冠された、’70~’80年代を軸とした空冷エンジン+鉄フレーム車のためのクラスがある。その主役はやっぱりZだ。そのスタイルを見ていけば、今求められるZへの機能、そして実力も分かってきそうだ。

町田尚治郎さんのZ1-Rもそのひとつで、VSBストリートクラスを走っている。そしてこれは’25年第3戦前日(9月27日)に設定された練習日のオープントラックデー(排気量車種問わず一般参加可能だ)で走った時に撮影したものだ。

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1978年式をベースとしてMG-NESTで手を入れ、エンジンはワイセコΦ72mmピストンで1015ccから1075ccに排気量を拡大。シリンダーヘッドは1.5mm面研し、WEBカムやMG-NESTオリジナルバルブ/KPMバルブスプリングを組んでヘッドガスケットにHBR、ベースガスケットにBITO R&D製を組むなど、MG-NESTで実績ある手法を投入。吸排気系はCRΦ31mmキャブレターに内径をストレートで取った特注スピゴットに、カチ上げでカーカーメガホンマフラーをセット。これはレース時には直管化して使う。

車体面ではフレームに12カ所の補強を入れ、ステムにZ650純正を組んでフォークオフセットを純正60から50mmに変更。ホイールは純正の前後2.15-18から2.50-19/4.50-18サイズとしたMAGTAN JB1で、スイングアームは純正を元にワイド加工と補強を行うといった具合。前後サスにも独自の手が入り、ドラッグレース時に撮影したという分とは別に、純正スタイルをキープしながら“ああ、こうするときっちり走れるなあ”という仕様を各所に盛り込んでいる点が特徴と言える。

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Detailed Description 詳細説明

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ステムにZ650純正を組んでフォークオフセットを純正60から50mmに変更した上で、ホイールを前後18から前19/後18のマグネシウム鍛造品に換える。これで直進安定性と軽快性を両立しているようだ。メーターはパネルを起こした上でスタックST200クラブマンタコメーターと、GSX-R400純正速度計を組んでいる。フロントマスターはブレンボ・ラジアルだ。

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エンジンは鍛造のワイセコΦ72mmピストンで排気量を1075ccに。クラッチもテクニカルワークスによるアシストクラッチを入れ、純正ミッションもWPC処理して作動性の向上と維持性の向上が行われる。

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ヘッドパイプ下やスイングアーム直上などに補強が見えるフレームに乗るエンジンはヘッドにも本文のような加工が施され、フロントスプロケットカバーには多くの穴開け加工がされる。キャブレターはCRΦ31mmでステップは町田さん自作品。ラバーはZ1のタンデムステップ用を転用している。

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ホイールは前後2.15-18から2.50-19/4.50-18サイズとしたMAGTAN JB1をセット。Φ36mmの純正フロントフォークは内部オリフィス加工を加えている。フロントキャリパーはNSR250R純正でディスクはサンスター・NEOクラシックΦ320を使う。

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スイングアームは純正丸パイプをワイド加工しメインレールの下にパイプを追加して補強。ショックはオーリンズ・フルアジャスタブルの他車用を元にシングルレートスプリングを組んでセットアップした。

取材協力

車両オーナー:町田尚治郎さん、取材協力:MG-NEST(エムジーネスト)

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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