文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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スズキ「アドレス125」各部装備・ディテール解説

従来型の魅力を活かしながら、上質さを磨いたスタイリング。今回からリアキャリアを標準装備したことで、利便性も大きく高められている。ボディカラーは全4色。

ゆったりサイズのボディはライディングポジションの自由度が高く、座面も広いのでタンデムも快適。各部の仕上げの質感も上々で、所有感も高い。

メッキリムに囲まれたLEDヘッドライトと縦に伸びるウインカーが新型アドレスの特徴。今回からU字型のポジションランプが加わった。

ボディラインにフィットしたコンビネーションランプ内には、特徴的なU字型の発光パターンを持つLEDテールランプを備えている。

座り心地が良いシートは前後の段差がないフラットタイプ。標準装備のリアキャリアは、タンデムライダーのバックレストにもなる。

シート下トランクの容量は24.4リットル。浅めなのでヘルメットは入りにくいが、ヒンジ部分の左右にヘルメットホルダーを備える。

メインキーの操作で開くフューエルリッドをテールランプの上に配置。シートを開けることなく手早く給油することができる。リッドの裏にはキャップを置けるスペースも用意。

懐かしさも感じるアナログ式のスピードメーターを採用。左右にエコドライブイルミネーションを備え、エコ時にはグリーンに点灯する。

右のスイッチボックスに停車時に役立つハザードスイッチを新装備。左上のヘッドライトスイッチにはパッシング機能を追加した。

右のスイッチボックスに停車時に役立つハザードスイッチを新装備。左上のヘッドライトスイッチにはパッシング機能を追加した。

SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンはカムプロフィールを変更。クランクケースを刷新し、CVTの設定も見直してスムーズな走りを実現。

フレームは、従来モデルよりもねじり剛性を25%高めつつ、約1kgの軽量化に成功。メンテナンス性にも優れた構造に変更されている。

外径190mmのディスクローターを備えたフロントブレーキは安定したタッチ感。フロントフェンダーは板金修理が可能なスチール製。

リアブレーキはドラム。リアショックの取付位置を変更して燃料タンクとトランクの容量を拡大。キックスターターを標準装備。
スズキ「アドレス125」動画・写真
Address 125 | Official Promotional Video | Suzuki
www.youtube.comスズキ「アドレス125」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 1880×690×1155mm |
| ホイールベース | 1260mm |
| 最低地上高 | 160mm |
| シート高 | 770mm |
| 車両重量 | 108kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 124cc |
| ボア×ストローク | 52.5×57.4mm |
| 圧縮比 | 10.3 |
| 最高出力 | 6.2kW(8.4PS)/6500rpm |
| 最大トルク | 10N・m(1.0kgf・m)/5000rpm |
| 燃料タンク容量 | 5.3L |
| 変速機形式 | Vベルト式無段変速 |
| ブレーキ形式(前・後) | 油圧式シングルディスク・機械式ドラム |
| タイヤサイズ(前・後) | 90/90-12 44J・90/100-10 53J |
| 乗車定員 | 2名 |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 53.4km/L(クラス1)1名乗車時 |
| 製造国 | インド |
| メーカー希望小売価格 | 28万500円(消費税10%込) |



