長距離ならまだしもちょっとしたツーリングに、かさばる合羽を携帯するのは少し面倒。デイトナから発売された「アクアナノレイヤージャケット」はコンパクトに収納でき、ジャケットの下に着るだけで、雨や寒気の侵入を防いでくれる。
文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海

デイトナ「DR-002 アクアナノレイヤージャケット」テスト&レポート

画像: DAYTONA DR-002 アクアナノレイヤージャケット サイズ:S、M、L、XL、2XL カラー:ブラック 税込価格:3960円 販売元: デイトナ

DAYTONA
DR-002 アクアナノレイヤージャケット

サイズ:S、M、L、XL、2XL 
カラー:ブラック

税込価格:3960円
販売元:デイトナ

急な雨や想定外の寒さに素早く対応!

現在の冬用ライディングジャケットは防寒性能に加え、レインウエアなみの防水生地を使った製品が主流。しかし3シーズンジャケットになると生地表面に撥水加工が施されている程度で、ファスナーからの浸水もあるから防水性能は低い。メッシュジャケットに至っては通気性と引き換えに防水性はゼロに近いから、突然の雨に慌てるシーンは多々ある。

もちろんレインウエアを携行していれば済むのだが、天気予報の降水確率が高くなければ嵩張るレインウエアを持ち運びたくないライダーが多いだろう。

そこで注目したのがポリエステル生地の裏側をTPUコートし、耐水圧1万mmの防水性を与えたデイトナの「アクアナノレイヤージャケット」。前立てファスナーは止水タイプではないが、裏側にフラップが付いているので小雨程度なら濡れない簡易防水機能を備えている。

僕は3シーズンジャケットやメッシュジャケットを着るときはこの製品を常時携行している。風を通さない生地なのでメッシュジャケットで寒いときには防風インナージャケットとして機能するから、実際のツーリングでは何回も助けられた。

もう一つ大きな特徴が重量約100gと超軽量で、付属の収納袋に入れれば缶コーヒーのショート缶程度のコンパクトサイズになること。バッグ類に入れても場所を取らず、ジャケットのポケットに入れておくことも可能だから常時携行がまったく苦にならない。

TPU素材は長く使うと加水分解を起こす可能性があるが、この価格なら3年使えれば充分だと思う。

画像: 急な雨、寒さに対応するため、特にメッシュジャケットを着るときには携行すると安心。この様子を見た人は「ズブ濡れでかわいそう…」と思うだろうね。

急な雨、寒さに対応するため、特にメッシュジャケットを着るときには携行すると安心。この様子を見た人は「ズブ濡れでかわいそう…」と思うだろうね。

画像: 身長154cmの平嶋さんがLサイズを着用した状態。生地にストレッチ性があり、アウターとして重ねても体の動きを妨げない。背中側はかなり長めになっている。

身長154cmの平嶋さんがLサイズを着用した状態。生地にストレッチ性があり、アウターとして重ねても体の動きを妨げない。背中側はかなり長めになっている。

画像: 掌に収まるコンパクトサイズ。容量の小さなバッグ類に入れも場所を取らず、シートバッグのボトルポケットに入れておくこともできる。

掌に収まるコンパクトサイズ。容量の小さなバッグ類に入れも場所を取らず、シートバッグのボトルポケットに入れておくこともできる。

画像: 耐水圧1万mmの生地で防水ジャケットとして機能。1サイズ大きめを選べばアウターとしても着られる。

耐水圧1万mmの生地で防水ジャケットとして機能。1サイズ大きめを選べばアウターとしても着られる。

画像1: デイトナ「DR-002 アクアナノレイヤージャケット」使用レビュー|手のひらサイズに収納化! 突然の雨にも対応する防水インナージャケット

テスター太田安治の欲張りリクエスト

軽量コンパクトながら急な雨や寒さに対応する緊急用として心強いアイテム。3シーズンジャケット/メッシュジャケットは襟が低いものが多いので、あと2〜3cmほど襟が高くなれば防水性、防寒性ともに上がりそう。

文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海

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