スポーツクルーザーとして2022年に登場したローライダーSTは、ハーレーのラインアップの中でも高い人気を誇るモデル。今回の新型はエンジンや装備をアップデートし、本来の魅力を一層洗練させての登場だ。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
▶▶▶写真はこちら|ハーレーダビッドソン「ローライダー ST」(22枚)
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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ハーレーダビッドソン「ローライダー ST」各部装備・ディテール解説

試乗車はエンジン、車体をブラックアウトしたブラックトリム仕様。各部にメッキパーツを施したクロームトリムも選択可能。

マフラーは今回から右1本出しの集合タイプに変更。ボディカラーはクロームトリム3色、ブラックトリム5色をラインアップ。

FXRTを思わせるフレームマウントのカウルを装備。小ぶりなスクリーンはスモーク仕様、ヘッドライトは146mm径のLEDで、ウインカーもLED。

今回からアナログ式単眼メーターに変更、見やすさも向上した。下部の液晶モニターはライディングモードやエンジン回転数などを表示可能。

1923ccのミルウォーキーエイト117ユニットは吸排気系の変更などで114HPにパワーアップ。ライディングモードも3種類を用意。

Φ43mmのシングルカートリッジ式倒立フォークに4ポットキャリパーを装備。タイヤはミシュラン製のスコーチャーを履く。

駆動方式は静粛性に優れるベルトドライブ。リアサスはフリーピストン式のモノショックを採用、ストロークは56mmを確保する。

シートは標準でソロシートを採用。ホールド性に優れ、スポーツライディングでもライダーを支えてくれる。シート高は715mm。

サドルバッグはスリムだが左右で約54Lの容量を確保しており、ツーリングには十分な積載量を誇る。着脱も工具不要で簡単だ。
ハーレーダビッドソン「ローライダー ST」主なスペック・価格
全長×全幅 | 2360×890mm |
ホイールベース | 1615mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 715mm |
車両重量 | 323kg |
エンジン形式 | 空水冷4ストロークOHV4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1923cc |
ボア×ストローク | 103.5×114.3mm |
圧縮比 | 10.3 |
最高出力 | 85kW(114HP)/5020rpm |
最大トルク | 173Nm/4000rpm |
燃料タンク容量 | 18.6L |
変速機形式 | 6速リターン |
レイク角 | 28° |
トレール量 | 145mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/90B19 62H BW・180/70B16 77H BW |
メーカー希望小売価格 | 322万800円~(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸