文:太田安治/写真:赤松 孝
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BMW「R12G/S」ライディングポジション・足つき性
シート高:875mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

「スポーツ」はスタンディングポジションが楽に取れるハンドルバーライザーを装備していて、着座姿勢では上体が完全に直立する。シート高は875mmと高く、足つき性は身長176cmのテスターで両足の母子球が接地する程度。

BMW「R12G/S」各部装備・ディテール解説

前モデルのRnineT アーバンGSから大きく進化。フレームまで一新し、オフロード適性も飛躍的に向上させている。

空冷ユニット搭載車の「伝統」でマフラーは左出し。パニアケース用のステーなどは標準装備されないため、リアビューはすっきりとしたもの。

R80G/Sを思わせるマスク。灯火器類はすべてLEDで、オプションで「ラリーメーターパネルカバー」(7万2754円)も用意される。

アナログ1眼メーターだが、下部に多機能な液晶モニターを装備。5種類のライディングモードや空気圧モニター、エンジン回転数などを表示可能。

空油冷のボクサーユニットはR12シリーズ共通のもので、パワーは109PSを発揮。試乗車はオプションのエンジンプロテクションバー(15万5672円)が装備される。

フロントはテレレバーではなくオーソドックスなテレスコピック。倒立フォークはマルゾッキ製のフルアジャスタブル、ホイール径は21インチ。

スイングアームはドライブシャフトを内蔵する片持ち式。試乗車は「スポーツ」仕様でリアは18インチ、タイヤはミシュランのアナキーワイルド。

試乗車のシートはオプション719の車体色に合わせた専用カラー。オプションで標準より20mm高いラリーハイシート(9万2576円)も選択可能。
BMW「R12G/S」動画・写真
Spirit of the Original | The brand-new BMW R 12 G/S
www.youtube.comBMW「R12G/S」主なスペック・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2250×890×1256mm《2285×900×1240mm》 |
ホイールベース | 1580mm |
シート高 | 860mm《875mm》 |
車両重量 | 234kg |
エンジン形式 | 空油冷4ストロークDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1169cc |
ボア×ストローク | 101.0×73.0mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 80kW(109PS)/7000rpm |
最大トルク | 115Nm(11.7kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 約15.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26.9゜ |
トレール量 | 120.8mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・265mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・150/70R17《90/90-21・150/70R18》 |
製造国 | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 245万1000円〜269万2000円(消費税10%込) |
文:太田安治/写真:赤松 孝