2025年9月12日から14日にかけて、イタリアのミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリにてMotoGP第16戦サンマリノGPが行われた。

ベッツェッキが母国でスプリント優勝! マルク・マルケスの連勝がストップ

ヨーロッパラウンド最終戦となる今大会。アウグスト・フェルナンデス(Yamaha Factory Racing Team)がV型4気筒の新型YZR-M1とともにワイルドカード参戦を果たしている。大きな一歩を踏み出したヤマハにとって初の実戦投入となった。

スプリント前に行われた予選では地元に凱旋を果たしたマルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)がポールポジションを獲得。2番グリッドにアレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)、3番グリッドにはファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP Team)がつけた。

気温27度、路面温度35度のドライコンディションのなか、13周のスプリントレースがスタート。ベッツェッキが順当にスタートを決めるも、マルケス兄弟が果敢に仕掛けていく。

画像: スタートではアレックス・マルケスとマルク・マルケスがベッツェッキに襲いかかる。

スタートではアレックス・マルケスとマルク・マルケスがベッツェッキに襲いかかる。

ベッツェッキはなんとかトップを死守し、4番グリッドスタートのマルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)が2番手、アレックス・マルケスが3番手となった。

トップ3台が抜け出し4番手のクアルタラロはペースをあげることができない。なんとか4番手を走行していたクアルタラロだったが、5周目のターン2で転倒を喫してしまった。

ベッツェッキがハイペースで走行し、一時マルク・マルケスとの差は0.6秒まで拡大するも、6周目にはマルク・マルケスが接近。ターン6ベッツェッキのインに飛び込みトップに浮上した。

このまま独走体制に持ち込むかに思われたマルク・マルケスだったが、トップに立った6周目のターン15でフロントを失い転倒。ここまでスプリント8連勝中だったが、ついに連勝記録が止まってしまった。

マルク・マルケスの転倒により、再びトップに立ったベッツェッキ。背後にはアレックス・マルケスが迫るもこの日のベッツェッキは安定した速さをみせており、隙を与えることはなかった。

0.7秒のギャップを守ったベッツェッキがトップチェッカー。今季初のスプリント優勝となった。ベッツェッキにとっては2023年オランダGP以来2年ぶりのスプリント優勝となった。

2位にはアレックス・マルケス、3位にはファビオ・ディ・ジャナントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)だった。

14番グリッドスタートの小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)は12位でフィニッシュしている。

画像: アプリリアとドゥカティが母国GPで表彰台を分け合った。

アプリリアとドゥカティが母国GPで表彰台を分け合った。

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