ホンダを代表するオートバイの1台、当時登場したレーサーレプリカの中でも代表格としても挙げられるホンダ NSR250R。その性能は他を凌駕するものがあり、当時はもちろん、今もなお多くのファンを持つ。ここでは1989年に大幅なマイナーチェンジを受けたMC18・後期型を解説していく。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸/協力:Bikers Station、H&L PLANNING
▶▶▶写真はこちら|ホンダ「NSR250R」(MC18後期・1989年)(16枚)

ホンダ「NSR250R」(MC18後期・1989年)カタログ

▶1989年 NSR250R(MC18後期)カタログ

画像1: ホンダ「NSR250R」(MC18後期・1989年)カタログ

五角断面アームと新形状カウルを採用した後期型

MC18後期型のカタログ表紙。最大の特徴でもあるスラントノーズを強調するようなカットが使われている。

基本的なグラフィックは継続されるが、ラインの太さがMC16やMC18前期型と変えられている。カラーは「ブラック×シードシルバーメタリック」と「ロスホワイト×テラブルー」の2色、価格はMC18前期型+2万円の59万9000円。

1989年5月下旬には、HRCワークスカラーの「ファイティングレッド×ロスホワイト」が追加された。

カラーバリエーション


▶1989年 NSR250R SP(MC18後期)カタログ

画像2: ホンダ「NSR250R」(MC18後期・1989年)カタログ
画像3: ホンダ「NSR250R」(MC18後期・1989年)カタログ

乾式クラッチ・マグホイール・調整式サス搭載の特別仕様車

MC18後期型ベースのNSR250R SPは1989年4月1日発売。初代SPに準じるマグテックホイール(3.00-17/4.50-18サイズ)に加えて、新たに乾式クラッチを装備。またフロントには伸び側減衰力、プリロード可変タイプのカートリッジ式フロントフォークを採用し、リアショックもリザーバータンク別体式で伸/圧減衰力、プリロード可変タイプを装備。

カラーリングは1988年から世界GP参戦した「味の素TERRA・ホンダ・レーシングチーム」のNSR250をイメージした「ロスホワイト×テラシルバー×ノーベンバーシルバー」。

なおゼッケンスペースの緑は当時の世界GP250クラスでゼッケンスペースに指示された色(500クラスは黄、125クラスは白)で、カタログ裏面の「SP」にも反映。ここからもレーシングイメージを強めていた。

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸/協力:Bikers Station、H&L PLANNING

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