楽しく走るストリートスポーツ! をテーマにカワサキZ900RSとスズキHAYABUSAを軸に据え、ストライカー・ブランドの製品群を開発・販売するカラーズインターナショナル。聞けば両車向け以外も、直近ではNinja1100SXなど最新モデル向け各種パーツの製作も進行中。そんな同社の“今”を代表の高橋さんにインタビューした。
※本企画はHeritage&Legends 2025年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

人気車種のスポーティさを磨くのがストライカー流!

2021年、創業者にして国際級ライダーとしても著名な新 辰朗さんからカラーズインターナショナルのバトンを引き継いだのが、現・社長の高橋秀行さん。以来4年。同社は新さん時代から注力してきたHAYABUSAに加え、人気のZ900RSという2モデルを軸にラインナップを拡充してきた。

画像: ▲カラーズインターナショナルを率いる高橋秀行社長。自身も初期型RZをイジり楽しむカスタム派だ。「旧車用パーツもレトロな当時モノとしてではなく、最新素材と技術でリプレイスしていきたいですね」と言う。

▲カラーズインターナショナルを率いる高橋秀行社長。自身も初期型RZをイジり楽しむカスタム派だ。「旧車用パーツもレトロな当時モノとしてではなく、最新素材と技術でリプレイスしていきたいですね」と言う。

「まず、3型HAYABUSAはデモバイクをご覧いただいて分かる通り、パーツ開発はひと通りを済ませた段階。市場では2型のオーナーの3型への乗り換えも進んでいるようで、どの製品も順調に販売を伸ばしています。
Z900RSの方は、中古車価格が落ち着く傾向にある今からが、これまでと違うお客さまに製品をアピールできるタイミングです。ただ、市場を見ると製品が出切った感もある。数あるブランドの中からストライカーを選んでもらうには、やはりエッジの効いた製品が必要になります」と高橋社長。

驚かされたのは以下の言葉だ。

「実はZ900RS向けには片持ちスイングアームを開発中です。これまでも同車向けにはレトロ向きというよりは、最新ネイキッドモデルである同車のストリートスポーツとしての資質を伸ばす製品を開発してきましたから、この片持ちスイングアームもその流れ。街中で映える雰囲気も狙った、他にないパーツとなるはず」(同)。

画像: ▲ステップなど発売済みのNinja1100SX/SE向け製品は現在、マフラー開発のまっただ中。同社定番品を順次揃えていくという。

▲ステップなど発売済みのNinja1100SX/SE向け製品は現在、マフラー開発のまっただ中。同社定番品を順次揃えていくという。

一方で、Ninja1100SX、そしてホーネット1000向けパーツ群も、今秋発売をメドに急ピッチで開発が進む。

「Ninja-SXは先代の1000の頃から手を付けたかったモデル。スポーツツーリングを地でいくオーナーも多いですから、そんな方々のカスタム欲を満たす選択肢を増やしたいですね」

いずれにせよ先の通り、ストライカー・ブランドの各製品はサーキットでタイムを削ることではなく、ストリートで愛車を気持ちよく楽しむためのアイテム群。HAYABUSA、Z900RSの2車に限らず、カスタム派なら、この’25年も目が離せないブランドだ。

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ストリートで映える! 楽しめる! パーツ群で勝負

STRIKER Z900RS

画像1: STRIKER Z900RS

Z900RSを現代に蘇ったZ1と捉えレトロな雰囲気を醸すカスタムもある中、ストライカーのZ900RS向けパーツ群は同車を最新ネイキッドとして、そのスポーツ性を伸ばす直球勝負だ。とはいえ、そのテーマはサーキットになく、あくまでストリートを気持ちよく走ること。ライダーの疲労軽減を目指し最適化したオリジナルのハンドル、ステップ、シートはその代表例だ。
画像1: カラーズインターナショナル・高橋社長に聞く、ストライカーが描く2025シーズン後半! Z900RS・ハヤブサ他、新パーツも続々登場予定

画像2: STRIKER Z900RS

スポーティ感を醸すパーツは各所に配される。エンジンを保護するSTRIKERガードスライダーは定番品。STRIKERエアロデザイン“SAD”ラジエターサイドシュラウド・カーボン、ラジエターコアガードも見える。同社フルエキ専用でコンパクトなSTRIKERエアロデザイン“SAD”スペシャルアンダーカウルは人気アイテムだ。
画像2: カラーズインターナショナル・高橋社長に聞く、ストライカーが描く2025シーズン後半! Z900RS・ハヤブサ他、新パーツも続々登場予定

画像3: STRIKER Z900RS

マフラーはSTRIKER STREET CONCEPTチタンフルエキゾースト「TITAN BLACK LINE Type3」JMCA。ギルドデザインとのコラボブランド、Gストライカーのスイングアームは補強なし仕様を選択。STRIKERエアロデザイン“SAD”リアフェンダーはSTDスイングアーム専用品だ(※本Z900RSデモバイクには加工装着している)。
画像3: カラーズインターナショナル・高橋社長に聞く、ストライカーが描く2025シーズン後半! Z900RS・ハヤブサ他、新パーツも続々登場予定

画像4: STRIKER Z900RS
画像5: STRIKER Z900RS

4ポジション可変のFORTIステップKIT、G-STRIKERセパレートハンドルキットに、同社のアンテナショップ、ストライカーワークス・オリジナル「マイルドシート」の組み合わせは、ストリート向けに最適化されたポジションを実現するものだ。

STRIKER HAYABUSA

画像1: STRIKER HAYABUSA

アルティメットスポーツとして名を馳せるHAYABUSAも、その活躍の場はストリートにある。同車向け主要パーツの開発はひと段落といい、今後は小物アイテムに移るそうだ。高速安定性を引き出す綾織りドライカーボン製ウィングレットや、職人がひとつひとつ製作・焼き入れしふたつとして同じものがないチタン・グラブバーなど、独自性の強い製品が揃う。

画像2: STRIKER HAYABUSA
画像3: STRIKER HAYABUSA
画像4: STRIKER HAYABUSA

高速、ロングツーリングなどの疲労軽減に効果的なSTRIKERオリジナルエアロスクリーンを筆頭に、カーボンサイドカウルガーニッシュ、STRIKERエアロデザイン“SAD”ウイングレット、同エアロフロントフェンダーなど、機能とドレスアップのほどよいバランスで外観の印象を変えつつ、機能面も確実にアップさせるのが、カラーズインターナショナルの真骨頂と言える部分。

画像5: STRIKER HAYABUSA
画像6: STRIKER HAYABUSA

ライディングシートはストライカーワークス×BUSA-TOMO.Netのコラボレーションによるオリジナルシート加工品。1本ずつ丁寧に焼き色が入るチタンカスタムグラブバーも、ストライカーワークス製。

画像7: STRIKER HAYABUSA
画像8: STRIKER HAYABUSA

マフラーにはSTRIKERインターモデルSCフルエキOFF-Type B JMCA 4-2-1STD シングルを装着。スイングアームはスタビ付きのパワーディメンションType-S。
画像4: カラーズインターナショナル・高橋社長に聞く、ストライカーが描く2025シーズン後半! Z900RS・ハヤブサ他、新パーツも続々登場予定

フロントキャリパーに効率よく導風冷却するSTRIKERエアロデザイン“SAD”エアロフロントフェンダーも、エッジの立った複雑な折り加工が施され、目を惹くデザインだ。

取材協力:カラーズインターナショナル

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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