F.C.C. TSR Honda France とは、どんなチーム?
TSR(TECHNICAL SPORTS RACING)は三重県鈴鹿市に本拠地を置くモーターサイクル用パーツメーカーであり、レーシングチーム「F.C.C. TSR Honda France」を運営している。
これまで全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐、ロードレース世界選手権に挑戦した後、2016年からはレース活動の舞台をEWCに移してフル参戦を開始。世界各地で数多くの勝利を重ね、2017-18年シーズンと2022年シーズンにはチャンピオンを獲得、2度の栄冠に輝いている。
2025年シーズンはチーム体制を再編し、3度目の王座を狙う。2025年6月7日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたEWC第2戦 スパ8時間耐久ロードレースでは4番グリッドからのスタートだったが、予測不能な天候変化や難しい路面状況、そして激しいバトルを乗り越え、堂々の勝利を収めている。2025 EWCの暫定ランキングは、現在4位だ。
【Riders & Machine】
Rider Blue / Alan TECHER(アラン・テシェ)
Rider Yellow / Corentin PEROLARI(コロンタン・ペロラーリ)
Rider Red / Taiga HADA(羽田太河)
Machine / HONDA CBR1000RR-R Fireblade(#5)

F.C.C. TSR Honda France
CBR1000RR-R Fireblade(#5)

6月に開催されたEWC第2戦 スパ8時間耐久レースでは優勝!
鈴鹿8耐に向け、3人のライダーからの最新コメント

Alan TECHER(アラン・テシェ)
1994年生まれ、フランス。2022年のボルドール100周年記念レースに、負傷したジーノ・リアの代役としてF.C.C. TSR Honda Franceから参戦し、チームの優勝と2度目のタイトル獲得に貢献。以来、継続参戦している。
アラン・テシェ:「鈴鹿8耐は重要なレースです。特に、今年は6月のスパ8時間耐久レースで優勝し、EWCのタイトル獲得に向けて大事なレースになります。また、鈴鹿はチームのホームコースでもあり、自分にとって思い出深い、特別な場所でもあります。バイク、ライダー、チームすべていい流れで来ています。速さもあるので、鈴鹿で最大限のポイントを持ち帰りたいと思います」

Corentin PEROLARI(コロンタン・ペロラーリ)
1998年生まれ、フランス。GMT94ヤマハなどのチームで活躍し、Moto2を含む複数のカテゴリーでの経験を持つ。国際的なレースで優れた成績を収め、2025年シーズンよりF.C.C. TSR Honda Franceに加入。
コロンタン・ペロラーリ:「再び鈴鹿8耐に参加できることを楽しみにしています。鈴鹿はとてもチャレンジングなコースで、速く走るには勇敢さと正確さが求められます。スパ8時間耐久レースで勝つことで、ライダー、チームともにやる気に満ちていて、いいレースをお見せできると思います。我々の目標はEWCチャンピオン獲得に向け最大限のポイントを得ることです。バイクはとても速く、乗りやすく、楽しいです。鈴鹿でのレースが待ちきれません」

Taiga HADA(羽田太河)
1998年生まれ、日本。2014年からアジアロードレース選手権に参戦し、ロードレースに本格的にデビュー。全日本ロードレース選手権などを経験し、2025年シーズンよりF.C.C. TSR Honda Franceに加入。
羽田太河:「鈴鹿8耐は自分にとって3回目の挑戦になります。過去2回は不運もありましたが、今年はこの素晴らしいチームとバイクで自分のベストを尽くしたいです。EWCは自分がこれまで経験してきたMoto2や他のレースとは違うチャレンジを求めてきますが、今年のルマンとスパでの耐久レースで得た経験を活かし、チームのホームコースであるここ鈴鹿で頑張ります。応援よろしくお願いします」



