2024年に新型となったR12nineT。そのシリーズモデルである「アーバンG/S」が新たに「R12G/S」と車名を変えて登場。フロントに21インチタイヤを採用した、オン・オフ両刀のレトロなスポーツモデルだ。
文：佐川健太郎／写真：BMW MOTORRAD
▶▶▶写真はこちら｜BMW「R12G/S」全体・各部・走行シーン（18枚）
文：佐川健太郎／写真：BMW MOTORRAD
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BMW「R12G/S」各部装備・ディテール解説
鍛造パーツや専用シート＆カラーで仕上げられたOption719仕様。
リア18インチにブロックタイヤ、ガード類にオフ用ステップなど装着した「エンデューロ・パッケージ」。まさに現代版R 80 G/S。
ビキニカウル付き丸型ヘッドライトもR80G/Sのオマージュだが、Xデザインのヘッドライトを含め灯火類はフルLEDと現代的。
シンプルなアナログメーターがほっとする。デジタル部分に回転数や距離、ギア段数、ライディングモードなどの必要情報を表示。
機械式ステアリングダンパーを装備し高速走行時のスタビリティを確保。シンプルだが信頼性が高くオフロードでも自然なフィーリング。
空油冷水平対向2気筒1170ccから最高出力109PS/7000rpm、最大トルク11.7kgf・m/6500rpmを発揮。スペックはR12nineTと共通。
赤フレームと鍛造パーツが高級感を醸し出すOption 719。クイックシフター（オプション）の快適さは格別だ。先端のペグは可変式。
210mmの豊富なストローク量を誇るΦ45mm倒立フォークを採用。プリロードおよび伸び側、圧側ダンパーの調整が可能。
リア側も200mmのストローク量を確保した全調整タイプのマルゾッキ製。最低地上高も240mmを確保しダートでの走破力も本格的だ。
ブレンボ製2Pキャリパー＆ダブルディスクに前後連動タイプのABSプロを標準装備し、コーナリング中での安全性も万全だ。
泥まみれのダートで強みを発揮するシャフト駆動にテールリフトを緩和するパラレバーを組み合わせたBMW独自のリアアームも健在。
BMW「R12G/S」動画・写真
Spirit of the Original | The brand-new BMW R 12 G/S
www.youtube.com
BMW「R12G/S」主なスペック・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2250×860×1256mm |
| ホイールベース | 1580mm |
| シート高 | 860mm |
| 車両重量 | 229kg |
| エンジン形式 | 空油冷4ストロークDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
| 総排気量 | 1169cc |
| ボア×ストローク | 101.0×73.0mm |
| 圧縮比 | 12.0 |
| 最高出力 | 80kW（109PS）/7000rpm |
| 最大トルク | 115N・m（11.7kgf・m）/6500rpm |
| 燃料タンク容量 | 約15.5L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 26.9゜ |
| トレール量 | 120.8mm |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ310mmダブルディスク・265mmシングルディスク |
| タイヤサイズ（前・後） | 90/90-21・150/70R17 |
| 製造国 | ドイツ |
| メーカー希望小売価格 | 245万1000円〜（消費税10％込） |
文：佐川健太郎／写真：BMW MOTORRAD
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