本格ミドルアドベンチャーとして、名車の名を冠して2023年に復活を果たしたのが「XL750トランザルプ」。今回初となるモデルチェンジを受けた新型では、フロントマスクのデザインが変更されたほか、足まわりも進化。オンロードにおける走りの質がより高められた。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
▶▶▶写真はこちら|ホンダ「XL750トランザルプ」全体・各部・走行シーン(15枚)
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
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ホンダ「XL750トランザルプ」各部装備・ディテール解説

フロントマスクのデザイン変更でイメージも一新。上質な雰囲気を増している。

リアには専用のアルミリアキャリアも標準装備される。ボディカラーは2色をラインアップ。

デュアルプロジェクターヘッドライトの新フェイスに、スクリーンにはサステナブル素材のDURABIOが使用される。

幅広なハンドルまわり。左ハンドルにはHonda RoadSyncや各種設定の操作ができるマルチファンクションスイッチを採用。

視認性抜群の5インチTFTメーターは、スマホと連携可能なHonda RoadSyncの採用でナビや通話、音楽などの操作が可能。

91PSを発揮する水冷並列ツインエンジンはスロットルバイワイヤ、ユニカム4バルブヘッド、270度クランクを採用。

ダウンタイプのマフラーには異形型のサイレンサーを採用。デュアルエンドから力強いエキゾーストノートを響かせてくれる。

ブレーキはΦ310mmダブルディスクで確かな制動力を確保。タイヤにはオン・オフを両立するダンロップのTRAILMAX MIXTOURを装備。

今回のモデルチェンジで前後のサスペンションセッティングを変更することで、シーンを選ばず快適性を向上させた。

シートは手前に用意されるキーで簡単に取り外し可能。シート下スペースは収納スペースはないが、ETC2.0車載器が標準装備される。
ホンダ「XL750トランザルプ」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2325×840×1455mm |
ホイールベース | 1560mm |
最低地上高 | 210mm |
シート高 | 850mm |
車両重量 | 210kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 754cc |
ボア×ストローク | 87.0×63.5mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 67kW(91PS)/9500rpm |
最大トルク | 75N・m(7.6kgf・m)/7250rpm |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27°00′ |
トレール量 | 111mm |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21M/C 54H・150/70R18M/C 70H |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 23.1km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 132万円(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝