カワサキのスポーツツアラーとして2011年に登場したNinja1000。2020年にNinja1000SXと名称を変え、さらに根強い人気を獲得してきた本シリーズが、2025年モデルで大幅に進化。たゆまぬ熟成を重ね、新型は排気量だけでなく、パフォーマンスの上質さもアップした。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南孝幸

カワサキ「Ninja1100SX SE」ライディングポジション・足つき性

シート高:820mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: カワサキ「Ninja1100SX SE」ライディングポジション・足つき性

長時間走行も快適な軽い前傾ポジションは初代から変わらない。脚を下ろす部分の幅がスリムで、足つき性はシート高820mmという数値から想像するより良好。シートの形状と材質の変更で尻が痛くなりにくいことも美点だ。

画像: 《ライダー着用ウエア》 カワサキ ウインターアメニタジャケット(税込価格:5万6650円) クシタニとのコラボモデルで、キャンプやロングツーリングに最適なフードジャケット。単体使用も出来るダウンライクインナーを外せば、オールシーズンの着用も可能。高強度かつ軽量素材、防水、保温、フードバタつき防止など優れた機能が満載。 肩、肘にはCEプロテクター、背中にはソフトプロテクターを標準装備。

《ライダー着用ウエア》 カワサキ ウインターアメニタジャケット(税込価格:5万6650円)

クシタニとのコラボモデルで、キャンプやロングツーリングに最適なフードジャケット。単体使用も出来るダウンライクインナーを外せば、オールシーズンの着用も可能。高強度かつ軽量素材、防水、保温、フードバタつき防止など優れた機能が満載。 肩、肘にはCEプロテクター、背中にはソフトプロテクターを標準装備。

カワサキ「Ninja1100SX SE」各部装備・ディテール解説

画像: SEはエメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラックのみ。STDはメタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック、パールブリザードホワイト×パールメテオグレーの2色展開。

SEはエメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラックのみ。STDはメタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック、パールブリザードホワイト×パールメテオグレーの2色展開。

画像: ハンドルポジションはスポーツライディングからロングツーリング、様々な体格のライダーまで幅広く対応。

ハンドルポジションはスポーツライディングからロングツーリング、様々な体格のライダーまで幅広く対応。

画像: SEには冬場に大活躍するグリップヒーターも標準装備。

SEには冬場に大活躍するグリップヒーターも標準装備。

画像: 従来のモデルではシート下に取り付けるタイプとなっていたが、今回から左のハンドル部にUSB-Cポートが用意されるようになった。

従来のモデルではシート下に取り付けるタイプとなっていたが、今回から左のハンドル部にUSB-Cポートが用意されるようになった。

画像: 4.3インチのTFTメーターを採用し、2タイプの表示モードを用意。

4.3インチのTFTメーターを採用し、2タイプの表示モードを用意。

画像: IMUからのフィードバックに基づき、前後への加速度、フロントブレーキ圧、スロットル開度が数値ではなく視覚的に表示される。

IMUからのフィードバックに基づき、前後への加速度、フロントブレーキ圧、スロットル開度が数値ではなく視覚的に表示される。

画像: ミツバサンコーワ製のGPS機能付き前後ドラレコを標準装備。フロントは左ミラー、リアは右のウインカー下にカメラが配置される。

ミツバサンコーワ製のGPS機能付き前後ドラレコを標準装備。フロントは左ミラー、リアは右のウインカー下にカメラが配置される。

画像: 並列4気筒エンジンはこれまでの1043ccから、3mmストロークアップすることで1099ccとなり、トルクも11.3kgf・mから11.5kgf・mにアップ。

並列4気筒エンジンはこれまでの1043ccから、3mmストロークアップすることで1099ccとなり、トルクも11.3kgf・mから11.5kgf・mにアップ。

画像: SEはフロントにブレンボ製ブレーキパッケージ、リアショックにはオーリンズ製S46を採用。約9万円の価格差でこの内容はお得だろう。

SEはフロントにブレンボ製ブレーキパッケージ、リアショックにはオーリンズ製S46を採用。約9万円の価格差でこの内容はお得だろう。

画像: スピーディな操作からゆったりとした操作まで、よりスムーズなシフトチェンジを可能とするため改良が施されたKQS(カワサキクイックシフター)。

スピーディな操作からゆったりとした操作まで、よりスムーズなシフトチェンジを可能とするため改良が施されたKQS(カワサキクイックシフター)。

画像: 高密度のシートは高いクッション性が確保され、820mmのシート高もこのクラスでは標準的な高さ。純正よりも16mm高いハイシートもアクセサリーで用意。

高密度のシートは高いクッション性が確保され、820mmのシート高もこのクラスでは標準的な高さ。純正よりも16mm高いハイシートもアクセサリーで用意。

画像: タンデムシート下にはETC車載器を標準装備。

タンデムシート下にはETC車載器を標準装備。

画像: 赤色のLEDバルブとスモークレンズでスタイリッシュな見た目のテールランプ。全ての灯火類はLEDを採用している。

赤色のLEDバルブとスモークレンズでスタイリッシュな見た目のテールランプ。全ての灯火類はLEDを採用している。

カワサキ「Ninja1100SX SE」動画・写真

画像: New Kawasaki Ninja 1100 SX - Performance to take you further. www.youtube.com

New Kawasaki Ninja 1100 SX - Performance to take you further.

www.youtube.com
画像: New Kawasaki Ninja 1100SX - Tech Video www.youtube.com

New Kawasaki Ninja 1100SX - Tech Video

www.youtube.com

カワサキ「Ninja1100SX SE」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2100×805×1190〈1225〉mm
ホイールベース1440mm
最低地上高135mm
シート高820mm
車両重量235kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1098cc
ボア×ストローク77.0×59.0mm
圧縮比11.8
最高出力100kW(136PS)/9000rpm
最大トルク113N・m(11.5kgf・m)/7600rpm
燃料タンク容量19L(無鉛プレミアムガソリン)
変速機形式6速リターン
キャスター角24.0°
トレール量98mm
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・Φ260mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W)
乗車定員2人
燃料消費率 WMTCモード値18.6km/L(クラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格198万円(消費税10%込)
※〈 〉内はハイポジション

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南孝幸

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