文:太田安治、オートバイ編集部/写真:松川 忍、南 孝幸
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ホンダ「PCX160」各部装備・ディテール解説

従来型のイメージを引き継ぐフォルムだが、2025年型は各部がリファインされ、より洗練された印象に仕上がっている。

エッジの効いたシャープで伸びやかなスタイルは、クラスを超えた上質な雰囲気を演出しており、独自の存在感を放っている。

特徴的なV字シェイプを描く大型のLEDポジションランプを採用。左右のウインカーはポジションランプの両端に統合された。

メーターは従来型のものを継承。大型の反転表示液晶を使用し視認性にも優れる。2025年型からハンドルカバーが標準装備となった。

イグニションのON/OFF、ハンドルロックの施錠/解錠、シートとフューエルリッドの解錠が可能なスマートキーシステムを標準装備。

32ccアップした156ccの「eSP+」エンジンは吸気効率を追求し、スロットルレスポンスの良さが魅力。パワーは15.8PS。

フレームはダブルクレードルタイプで従来型のものがベース。足まわりに関しては従来型から大きな違いはないようだ。

ライダーが低く座る「シットイン」ポジションを実現。優れた足つき性とリラックスしたポジションを両立する。シート高は764mm。

シート下のトランクは容量30Lで従来通り。大きくはね上がるシートのおかげで荷物の出し入れがしやすく、開口部も大きい。

「X」の文字をかたどったLEDテールランプはデザインを変更。ウインカーランプを含めると「X」シェイプとなる新デザインになった。
ホンダ「PCX160」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 1935×740×1125mm |
ホイールベース | 1315mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 764mm |
車両重量 | 134kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 156cc |
ボア×ストローク | 60.0×55.5mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 12kW(15.8PS)/8500rpm |
最大トルク | 15N・m(1.5kgf・m)/6500rpm |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
燃料タンク容量 | 8.1L |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク(ABS)・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-14M/C 50P・130/70-13M/C 63P |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 44.9km/L(クラス2-1)1名乗車時 |
製造国 | ベトナム |
メーカー希望小売価格 | 46万2000円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:松川 忍、南 孝幸