文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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ホンダ「CRF250L〈s〉」ライディングポジション・足つき性
シート高:880mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

またがるとサスペンションが大きく沈み込み、車体がスリムということもあって、シート高の数字から想像するよりも意外と足が届く印象。オフロードでの操作性を考慮している幅広のハンドルは、市街地走行ではリラックスできるフォームを生む。

ホンダ「CRF250L〈s〉」各部装備・ディテール解説

2025年モデルはカラーリングを一新。「CRF」の車名ロゴが縦に並んだ新デザインのデカールを採用した。ボディカラーは〈s〉がエクストリームレッド。スタンダードモデルにはスウィフトグレーが採用されている。

写真で見ると250ccクラスのトレール車とは思えない、伸びやかなスタイリング。サスペンションストロークが長い仕様となっている〈s〉はストレートタイプのサイドスタンドを装備する。

兄貴分のCRF450Lかと見まごうばかりの精悍なマスク。2023年モデルから、ナックルガードも標準装備になった。

文字サイズも大型化して見やすさをアップ。ギアポジションインジケーター、燃費計を2020年に採用して利便性も高まった。

前モデルからカムやバルブタイミングを変更。中低速での力強さを追求している。排出ガス規制にも対応。

吸排気系の見直しに合わせてマフラーを新作。低中回転での力強さとパルス感のあるサウンド、そして軽量化を実現している。

インナーチューブ径Φ43mmの倒立フォーク。〈s〉のストロークは260mm(スタンダードは235mm)となっており、今回セッティングが変更された。

ABSは後輪のみキャンセル可能。スイングアームは軽量なアルミキャスト製、リアホイールのみアルミリムを採用。

シート高は880mm。座面の幅とシート前方をスリム化、最低地上高を高めながら、従来モデルと同等の足つき性も確保。
ホンダ「CRF250L〈s〉」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2230×900×1205mm | |
ホイールベース | 1455mm | |
最低地上高 | 285mm | |
シート高 | 880mm | |
車両重量 | 141kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 | |
総排気量 | 249cc | |
ボア×ストローク | 76.0×55.0mm | |
圧縮比 | 10.7 | |
最高出力 | 18kW(24PS)/9000rpm | |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/6500rpm | |
燃料タンク容量 | 7.8L | |
変速機形式 | 6速リターン | |
キャスター角 | 27°30’ | |
トレール量 | 109mm | |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク(ABS)・シングルディスク(ABS キャンセル機能付き) | |
タイヤサイズ(前・後) | 80/100-21M/C 51P・120/80-18M/C 62P | |
乗車定員 | 2人 | |
燃料消費率WMTCモード値 | 32.4km/L(クラス 2-2)〈1名乗車時〉 | |
製造国 | タイ | |
メーカー希望小売価格 | 64万9000円(消費税10%込) |
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸